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年末年始の休業について

パタゴニア直営店は2024年12月31日~2025年1月3日の期間、カスタマーサービスは12月31日~1月5日の期間を休業いたします。休業に伴い、12月31日~1月3日の期間のオンラインショップの発送を停止いたします。

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地球が私たちの唯一の株主

事業の繁栄を大きく抑えてでも地球の繁栄を望むのならば、私たち全員が今手にしているリソースでできることを行う必要があります。これが私たちにできることです。

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変革のためのコットン

私たちは従来のコットンを拒み、その代わりに最高のオーガニック基準を目指して尽力する農家と協力しています。

なぜ

毎年何千トンもの化学物質が、一般的な栽培法によるコットンに投入されます。2021年にはカリフォルニア州だけで、680トン近い農薬がこの作物に散布されました。合成肥料、土壌添加物、枯葉剤、その他の化学物質の広域にわたる集中的な使用は、土や水や空気を汚染し、無数の生物に対して多大な害をおよぼしていることが調査により明らかにされています。その代替策は合成化学物質の使用を廃絶し、オーガニック農法で栽培されたコットンを使用することです。

パタゴニアのオーガニックコットンへの道のりは1990年代、私たちがコットンのサプライチェーンと、一般的な方法でコットンを栽培する農業が地球に及ぼす影響について詳しく考察したときにはじまりました。かつて私たちは、コットンは「ピュア」で「ナチュラル」な植物繊維だと思い込んでいました。ところが驚いたことに、一般的な栽培法のコットンは、ほとんどがピュアでもナチュラルでもなかったのです。正解だったのは植物であるという点だけでした。1990年代に全米でのコットンへの農薬使用は、約39,000トンにも達しました。

そこで私たちは1996年に、使用するバージン・コットンの100%をオーガニック農法で栽培されたコットンのみに切り替えることを決意しました。この実践によりパタゴニア製品の製造過程では、合成の殺虫剤や除草剤、GMO(遺伝子組み換え作物)の種子が使用されることはなくなりました。さらに私たちは可能なかぎりリサイクル・コットンを原料として取り入れることで、従来のバージン・コットンの使用に比べ、二酸化炭素換算による排出量を1キログラムあたり82%も削減しています(Higg Materials Sustainability Index, version 3.6のデータに基づく計算)。

従来のコットンはお断り


工業型技術と有害な化学物質を使って食品と繊維を栽培することは、気候変動のおもな原因のひとつです。気候変動に関する政府間パネル(IPCC)によると、農業は林業その他の土地利用とともに、温室効果ガスの年間排出量の約23%を占めています。従来農法からオーガニック農法への切り替えは、私たちの農業システムを問題から解決策へと逆転させることに役立ちます。

48%

コットンがオーガニック農法で栽培される際に削減される二酸化炭素排出量(従来農法との比較)。この切り替えにより、水の使用量も91%節約されます(Higg Materials Sustainability Index, version 3.7に基づく計算)。

現在の取り組み

リサイクル・コットンに加え、パタゴニア製品には以下の3種類のバージン・コットンを使用しています。

オーガニックコットン:有害な化学物質を使わずにコットンを育てる農家は、アグロケミカル大企業への依存を抑え、労働者が毒性または発がん性のある物質にさらされる可能性も減らします。パタゴニアは1996年から、すべてのコットン製品に100%オーガニックのバージン・コットンのみを使用するようになりました。オーガニック農法で栽培されたコットンは、天然ベースの解決策を用いて害虫を駆除する一方で、生物多様性を支え、土質を改善するだけでなく、しばしば水の使用も抑えます。

コットン・イン・コンバージョン:業界では「インコンバージョン・コットン」や「トランジショナル・オーガニック」と呼ばれることもあるコットン・イン・コンバージョン(移行期間中のコットン)は、オーガニック農法を実践してコットンを栽培しながらもまだ認証を受けていない農家が、その過程で作物を売ることを可能にします。コットン・イン・コンバージョンをパタゴニア製品に使用することは、オーガニックコットンの認証を目指す農家に報酬を与え、数年かかるその移行期間中に彼らが軌道に留まることを助けます。私たちはこの取り組みを、そうしたコットン農家に技術的な支援を提供し、プレミアム価格を支払うペルーのサプラインチェーンのパートナーとともにはじめました。そしてコットン・イン・コンバージョンを使用した最初のパタゴニア製ウェアは、2020年春に発表されました。

リジェネラティブ・オーガニック・サーティファイド・コットン:1996年にオーガニックコットンに忠誠を誓ったのちに、私たちはリジェネラティブ・オーガニック・サーティファイドを実践してコットンを育てる農家も支援しはじめました。それはオーガニック、不耕起、省耕起などの方法を優先させて、健全な土壌を育成し、人間と動物の福祉を尊重するものです。この最高のオーガニック基準を実施するために私たちは、2018年にインドの150以上の農家と協働で、リジェネラティブ・オーガニック・サーティファイド・コットンの試験プログラムの最初の収穫を行いました。それ以来このプログラムは、2,000以上の農家を支援するまでに成長しています。私たちがリジェネラティブ・オーガニック・サーティファイド・コットン製品の最初のコレクションを発表したのは、2022年春のことです。

次なる展開

私たちは向こう数年間でプログラムが進歩するにつれ、さらに多くのコットン・イン・コンバージョンとリジェネラティブ・オーガニック・サーティファイド・コットンのウェアを発表していきたいと願っています。私たちは、土壌の健康を促進しながら人びとと環境のための有益な変化を加速させる方法で、食品と繊維を栽培することは可能だと信じています。この過程では悪影響を減らすだけでなく、好影響をもたらすことにも意義があるからです。

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