若い頃は役場に勤め、結婚後は内職の傍ら家族の時間を大切にしてきた母。賑やかなことが好きで、毎年のように家族でぶどう狩りに出かけ、年の瀬になると夫婦で餅つきをするなど、家族で集まることを楽しみにしていました。時には友人とカラオケに出かけたり、書道や和裁をしながらシルバーライフを満喫していましたが、心臓を悪くして倒れ、82歳でこの世を去りました。
スタッフの舟津さんとは知り合いを通じて出会い、長年懇意にしてきました。近くにサン・ライフの式場ができることを教えていただき見学に訪れたところ、母が大変に気に入った様子で、「私にもしものことがあったら舟津さんに相談して、このホールで見送ってほしい」と父に繰り返し言っていました。
そのことが頭にあったため、母が亡くなってすぐにサン・ライフへ連絡するとスタッフの方が駆けつけてくれました。そして、葬儀のことなど何もわからなかった私たち家族に、最初から細かく教えてくれたおかげで何も困ることはありませんでした。
エンバーミングで若返った表情に
葬儀まで少し日程が空いてしまうことや冷たく重いドライアイスをのせることが可哀想だと思い、母の身体を衛生的に保全するエンバーミングを依頼しました。エンバーミング後はまるで若返ったような自然な表情に。自宅で休んでいる間もひ孫たちが母の顔に触れながら、ゆっくりと最後の時間を過ごすことができました。他の方からも「すごくきれい」「なんだか眠っているみたい」と感想をいただき、依頼して本当によかったと実感しました。
母の旅立ちに向けた白い綿花の装飾は、これまでの葬儀では見たことがないほど見事なものでした。家族の手で旅支度ができたことも大変印象に残っています。
母の好きなたい焼きを用意
打ち合わせの中で母がたい焼きが好きだったと話したところ、葬儀当日にスタッフの方が用意してくださいました。後日お聞きしたところ、ホール近隣にはたい焼きを売っているお店が少なく、何件も探してくれたそうで、サン・ライフはそこまでしていただけるのかと感謝しています。また、手書き風デザインの母の遺影写真が入口に飾られており、家に持ち帰ることができたことも、とても嬉しかったです。
舟津さんはじめスタッフの皆さんは皆細やかな心遣いのできる方ばかりで、心残りなく母を見送ることができました。ありがとうございました。