令和3年8月豪雨 長野県辰野町
最終更新日時:2021年11月1日
令和3年8月豪雨によって 長野県辰野町 で災害が発生しました
災害発生にともない、緊急災害支援フォームを開設いたしました
令和3年8月13日より降り続く大雨によって、辰野町では多くの支流の川や山から水があふれ、町内各地で災害が発生しております。特に14日未明から15日降り続いた雨は長野県の中部に多くの災害をもたらしました。
一時期、町内から他市町村に続く道路が土砂や湧水の影響で通行止めになり、高速道路や公共交通機関も不通となりました。地区によっては土石流が流れ込み、避難指示が発令され、多くの方が避難されました。
15日の早朝には岡谷からの天竜川の放水によるサイレンが鳴り続き、天竜川の氾濫の危険性が高まり、多くの消防団や地区の役員の方々が大雨の中、大量の土嚢を各地区に運び災害を最小限にできるよう、尽力いたしました。
17日現在の今も小雨ながら、雨が続いており、水分を含んだ山からの水があふれ続けております。二次災害の危険があるため、気が抜けない日々が続いております。
そのような雨が降り続くなかでも、多くの方々が復旧作業を開始しております。民家や生活道路にたまった土砂の撤去や、山から流れてきた木々を撤去しています。次の雨に水路からあふれ出さないよう今日も作業は続きます。
※クレジットカード等にて、寄附いただくことが可能です。なお、寄付は2,000円以上からとなります。ご了承くださいますよう、お願い申し上げます。
※本フォームからの寄附に対して、お礼の品はお送りしておりませんので、ご了承くださいますよう、重ねてお願い申し上げます。
豪雨の影響により天竜川が増水し、辰野駅と宮木駅を結ぶ飯田線の橋脚が曲がってしましました。飯田線の終点にあたる辰野駅はJR東日本の中央線につづく分岐点にあたり、伊那方面から諏訪・岡谷方面や小野・塩尻方面への接続駅になります。伊那方面から諏訪・松本方面へ、諏訪・松本方面から伊那方面へ、多くの学生や一般のお客様が利用するのですが全方向ともに災害が起こり利用ができなくなっています。近隣の学校は明日から始まる学校も多く、代替え輸送の検討がすすめられています。全面復旧にはかなりの時間がかかるようです。
辰野町に「災害支援寄付」をお願いいたします!
辰野町の現状を日を追って綴っていきます。
31日火曜日 夜は秋の虫のオーケストラが聞こえて、晴れた夜空に星が瞬きます。山や里の木々も色づき始め、秋の足音が聞こえてきます。辰野町は生活道路はほぼ通行できるようになりましたが、林道はなかなか復旧するのは難しいです。天竜川にかかる電車の橋脚がある中洲には、土日も多くの作業員の方が働いていました。真夏の暑さの中、復旧作業に従事していただいている方々に感謝の気持ちがあふれます。
友好都市・鋸南町の関係する方々からも、多くの応援をいただきました。寄付金額に関係なく、気にして、応援していただける気持ちが、とても嬉しく励みになります。
明日から、また雨の日々が続く予報がでていますが、多くの雨が降らないことを祈ります。
28日土曜日
本日も多くのボランティアの方々にご協力いただきました。
かなり暑い中の作業で大変でしたが、辰野町の新町地区から『スイカ』の差し入れを頂きました。
町内全員で一丸となり町の復興に向けて頑張っております。
徐々にではありますが、片付けなどの見通しもたち始めました。
今後も辰野町へのご声援・ご支援よろしくお願いいたします。
27日金曜日 真夏の暑さがかえってきたかのような日差しと気温になりました。辰野町では29日に町内一斉の防災訓練を予定していましたが、豪雨災害とコロナ感染拡大防止のの影響で一斉訓練は中止となりました。台風や水害・地震に備え、各ご家庭での訓練となります。非常用持ち出し袋の中身の確認や、家族の避難経路や連絡先の確認などしたいと思います。今回のような天災はいつどこで起きてもおかしくありません。より防災と災害時の意識を高く持ちたいと改めて感じました。
被害に遭われた被災者への罹災証明書等の発行が始まりました。また連日の災害ボランティアの皆さんのご協力のおかげで復旧はすすんでいます。
26日木曜日 久しぶりに一日晴れる予報に、ほっとしています。気温もグングン上昇し、信州にしては珍しく湿度が高く蒸し暑い日となりました。川もいつもの穏やかな天竜川にもどりました。
今日の始発からJR辰野~岡谷間が開通しました。当面の間、臨時列車時刻表の運行となりますが、辰野駅には多くの学生が集まっていました。JR辰野~塩尻間やJR辰野~伊那新町間は、開通に時間がかかるようで、代行バスが活躍しています。
被害状況も徐々にはっきりとしてきていますが、全体の把握には時間がかかるようです。ふるさと納税に参加していただいている事業所の中にも被害を被った会社もありますが、ぜひ返礼品を通じて、応援をよろしくお願いします。
25日水曜日 昨晩も雨が降り、お日様が恋しい辰野町です。夏休みが終わった高校もあり、朝夕の代行バスに多くの学生が乗り込みます。登校時間の間は5分から10分おきにバスがでて、不通の伊那新町駅~岡谷駅間を往復しております。コロナの影響でバスの定員を抑えていることもあり、多くのバスが運行しています。JRの駅員さんや、バス会社の方、役場職員などが誘導に立ち、安全運行に努めています。
災害に遭い当たり前の日々が、いかに貴重であったかを日々感じています。被害にあった方々には寄り添う気持ちで応援していきたいと思います。
24日火曜日
辰野町は朝から曇り空。時折り厚い雲間から日差しが差し込みますが、どんよりした空模様は1日続く予報。そんな中でも被災住宅などの片付けや排泥作業、各道路などの土砂撤去は続きます。週末も多くのボランティアの方々にご協力頂いたおかげで被災住宅の復旧も進んでおります。しかし、片付けで出た被災ゴミの量や各地から聞こえてくる農地や道路被害状況を改めてまとめると今回の大雨による被害は甚大であったことに気付かされる毎日です。まだまだ復旧の日々は続きますが、全国の皆様からお寄せいただく応援メッセージを力に辰野町一丸となって頑張ります!!
23日月曜日 水たまりが乾く暇もなく、晴れてはどしゃ降りの雨が降る天気が続いています。川はいつより水量も勢いも多いものの、少しずつ透明度が回復しています。近隣市町村をつなぐ道路には、土砂が流れ込んだあとの茶色い路面や土嚢が置かれている場所があり、被害の広さを実感します。町内道路も全面復旧には時間がかかるものの、生活道路は徐々に通行止めが解消されています。水源が埋まってしまった地域もあり、まだ満足に水道が使えない地域がありますが、復旧の見通しはついます。次の雨が来る前に!と、職員総出で復旧に励んでいます。
20日の朝、辰野町では久しぶりにセミの大合唱が聞こえ川は濁流のままですが中洲にはサギの姿が見えました。災害ボランティアの活動もはじまり町内各地に派遣されたボランティアや職員の方々は、暑いなか泥まみれになりながら作業をしています。川からの泥は水分を含み重くて運ぶのが大変で、ぬかるんだ足元に作業は遅々として進みませんが、力を合わせて頑張っています。
高速道路は昨夜、対面通行で開通しました。今日から始業式を迎える中学校では、電車を利用している生徒向けにスクールバスが運行されました。26日にはJRの辰野~岡谷間は開通予定となりましたが、伊那・塩尻方面への復旧は時間がかかる見通しです。
通行止めの道路があり迂回しなければならない地区がありますが、復旧に向けて頑張っています。
19日の朝、久しぶりの晴れ間が見えました。その後は、断続的に雨が降り続いています。天竜川の水位も下がってきましたが、茶色く濁った水のままです。町内各所の通行止めは復旧作業中になります。町内者限定で災害ボランティアの募集もはじまり、多くの方が民家や側溝の泥のかき出しに参加しております。JRの鉄橋が曲がってしまっていたり、土砂がながれこんでいる為、各方面への電車の復旧見込みがつかず、学生の夏休み明けを目前に、検討がすすめられています。高速道路も今日中には復旧みこみとの案内がでていますが、幹線道路の渋滞は解消されていません。少雨でも、いつ山が崩れるかわからないので、気が抜けない状態です。
更新情報
本当に多くの皆様に感謝申し上げます!!
令和3年8月豪雨に際しまして、長野県辰野町へ全国各地の皆様より大変心温まるご寄附を賜り、心から感謝申し上げます。合わせてお見舞いのお言葉に勇気づけられ、過酷な災害復旧作業の支えとなっております。 長野県辰野町では令和3年10月末をもって、災害支援寄附金の受付を終了することとなりました。皆様から頂戴した貴重なご寄附は、復旧事業はもちろん防災・減災などにも有効に活用させて頂きます。 今後とも、長野県辰野町へのご支援をどうぞよろしくお願い申し上げます。 辰野町では冷涼な空気と肥沃な土壌を活かし稲作や果樹栽培が盛んであり、今時期は稲刈りが終わり新米を全国各地の皆様へお届けしております。また梨やりんごも評判がよく返礼品としても多くの方々にお楽しみいただいております。被災した農地も多く今年度は収穫が出来ない場所もありますが、皆様から頂いた励ましのお言葉を胸に来年はより美味しい作物を届けたく今日も過ごしております。 この度は本当にありがとうございました。
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