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「こども宅食プロジェクト」循環型の減農薬に取り組む米農家を支え、困窮家庭の子どもにも米を届けたい

カテゴリー:子ども・教育 

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寄付金額 369,000

12.3%

目標金額:3,000,000

達成率
12.3%
支援人数
22
終了まで
49
/ 90

島根県津和野町(しまねけん つわのちょう)

寄付募集期間:2024年10月3日~2024年12月31日(90日間)

島根県津和野町

プロジェクトオーナー

約30年前から牛糞堆肥による微生物の多い土づくりを行い、環境に優しい循環型の米づくりを行ってきた津和野町中曽野地区。しかし、昨今の米離れやコロナ禍、高齢化、加えて土づくりにかかるコストと手間の多さが拍車をかけ、生産農家は年々減少しています。
離農を防ぎながら、環境に配慮した米づくりをどう継続するかが、津和野町の課題でした。
そんな折、文豪・森鷗外が縁となり文化振興や災害支援に関する協定を結んでいる文京区から、都市部で増え続ける核家族の貧困や孤立、養育困難などを支える「こども宅食」への相談があり、津和野町と文京区の2つの課題を同時に支援できるプロジェクトを考え、4年前に立ち上げました。
それが、循環型の減農薬米の土づくりをサポートし、できたお米をこども宅食利用家庭の子どもたちへ届けるという取り組みです。今回で6回目になります。
いただいた寄附金は、環境に優しい牛糞堆肥を約50ヘクタールの田んぼに撒くための運搬費や人件費、牛糞堆肥にかかるコストと、収穫したお米を文京区の「こども宅食」に届ける運搬費用や人件費などに充てさせていただきます。また、寄附者のみなさまにもこの「特別栽培米ヘルシー元氣米」をお届けします。

島根県津和野町の減農薬米✕こども宅食

循環型の減農薬に取り組む米農家を支え、困窮家庭の子どもにも米を届けたい

島根県津和野町のお米とこども宅食
約30年前から牛糞堆肥による微生物の多い土づくりを行い、環境に優しい循環型の米づくりを行ってきた津和野町中曽野地区。しかし、昨今の米離れやコロナ禍、高齢化、加えて土づくりにかかるコストと手間の多さが拍車をかけ、生産農家は年々減少しています。
離農を防ぎながら、環境に配慮した米づくりをどう継続するかが、津和野町の課題でした。
そんな折、文豪・森鷗外が縁となり文化振興や災害支援に関する協定を結んでいる文京区から、都市部で増え続ける核家族の貧困や孤立、養育困難などを支える「こども宅食」への相談があり、津和野町と文京区の2つの課題を同時に支援できるプロジェクトを考え、4年前に立ち上げました。
それが、循環型の減農薬米の土づくりをサポートし、できたお米をこども宅食利用家庭の子どもたちへ届けるという取り組みです。今回で6回目になります。
いただいた寄附金は、環境に優しい牛糞堆肥を約12ヘクタールの田んぼに撒くための運搬費や人件費、牛糞堆肥にかかるコストと、収穫したお米を文京区の「こども宅食」に届ける運搬費用や人件費などに充てさせていただきます。また、寄附者のみなさまにもこの「特別栽培米ヘルシー元氣米」をお届けします。(ヘルシー元氣米以外の返礼品もお選び頂けます。)

寄附金の使い道

津和野町と文京区のこども宅食を通じた交流事業の費用に

・文京区こども宅食へのお米の提供にかかる費用
・津和野町のお米づくり農家応援にかかる費用

※目標金額に達した場合、また達しなかった場合でも、皆さまからご支援いただいた寄附金は、全て上記の事業に活用させていただきます。

豊かな自然を守りながら米づくりを行う循環型農業を目指したい

源氏ボタルが舞い、鮎が泳ぐ清流・高津川が流れる津和野町。中でも、上流に位置し、米づくりを行なってきた中曽野地区では、この豊かな環境を守ろうとSDGs が叫ばれるはるか30年も前から農薬や化学肥料を減らす努力をしてきました。
米づくりと畜産業が行われていたこともあり、牛糞堆肥を収穫が終わった後の田んぼに混ぜることによって、微生物の多い土と化学肥料を極力減らした環境に優しい循環型の米づくりが可能に。それが、「特別栽培米・ヘルシー元氣米」です。

特別栽培米として認められた減農薬でできたお米、「元氣米」をお届けします

一等米比率100%の「特別栽培米・ヘルシー元氣米(コシヒカリ品種)」は、大粒で米の旨味がぎゅっと凝縮され、炊いたときに艶感と適度な弾力、粘り気があり、甘みと香りが強く、冷めても美味しいお米で、一時期は海外の高級スーパーにも置かれるほどでした。

みなさまには返礼品として津和野町で栽培されたヘルシー元氣米をお送りいたします。

・高津川の恵み 特別栽培米ヘルシー元氣米2㎏✕2(寄付額11,000円)
・高津川の恵み 特別栽培米ヘルシー元氣米5㎏✕1(寄付額13,000円)
・高津川の恵み 特別栽培米ヘルシー元氣米5㎏✕2(寄付額23,000円)
(上記以外の返礼品もお選び頂けます。)

このままでは自然に配慮した米作りができなくなる

しかし、昨今の米離れやコロナ禍により、手間のかかるヘルシー元氣米を作る米農家は経営的に難しい状況に追い込まれました。さらに高齢化などの理由も拍車をかけ、この数年で廃業する米農家や、普通の米品種に替える農家が激増。元氣米農家の数は最盛期の4割まで落ち込み、過去最大の危機に直面しています。
元氣米生産部会長の村上英喜さんは「このままでは自然に配慮した循環型農法が途絶えてしまう。体にも自然にも負荷が少なくて美味しい米づくりを目指して30年近くやってきた。その想いは今でも変わらない。可能な限り、昔と変わらない風景を守りながらつくり続けていきたい」と語ってくれました。

地方と都市の課題を共に考え、解決できる未来を

そんな折、文京区と津和野町で「お互いが抱える課題を一緒に解決できないか」という声が上がりました。
文京区は、経済状況が食生活に影響するリスクがある家庭に対して継続的に食品を届けながら関係性を築く「こども宅食」を全国に先駆け立ち上げていました。
そこで、文京区が力を入れている「こども宅食」に美味しい「ヘルシー元氣米」を届けて支援し、かつ津和野町での持続可能な米づくりのために、牛糞堆肥を使った土づくりのサポートを同時にできるプロジェクトを考えました。

美味しいお米を食べて、米づくりの未来も困窮家庭の子どもも同時に支援

課題解決へ向けたこのプロジェクトの仕組み

・頂いた寄附金を活用し、文京区こども宅食へお米を提供します。
・寄附者の皆様へは返礼品としてヘルシー元氣米をお届けします。(他の返礼品もお選び頂けます)

これまでの実績

当プロジェクトは過去5回実施し、いただいた寄附金は、米の収穫後に牛糞堆肥を田んぼに撒く作業と、できたお米を文京区に届ける運搬費や人件費などに充てさせていただいております。牛糞堆肥は10アールあたり1トンを投入しており、全部で約12ヘクタール、約120トンを撒き、できた元氣米は、1回につき約700世帯に各2キロ、計1.4トンを島根県から文京区へ送っています。(島根県から文京区へのお米発送は過去10回実施。)

こども宅食から届いた声に米の生産者も励まされて

各家庭に届けるお菓子やレトルト食品などは、多くの企業の寄附や支援によって賄われています。「利用者へのアンケートで「役に立った食品」の1位はお米でした。ご家庭で多く消費するお米が一番うれしいという声を多くいただいています」
実際に過去の取り組みで「こども宅食」に届いた声の中には「近所では買えない島根のお米は嬉しいです」「お米が美味しいのか、炊くとあっという間に子どもたちは平らげてしまいます」「元氣米って名前もいいし、本当に美味しい。我が家では“ご飯よ”ではなく“元氣米よ”とお茶碗を渡しています」など多数。元氣米生産者にとっても励みになる感想をいただき、温かい気持ちの交流が出来上がっています。

※目標金額に達しなかった場合でも、プロジェクトは実施します。寄附金は、その際の費用の一部として活用させていただきます。また、目標金額以上の寄附を頂いた場合は、寄附金を積み立て、本プロジェクトを継続して実施するとともに、必要な費用を取り崩し活用させていただきます。

事業に携わる代表2名の思い

津和野町長 下森 博之

■地域づくりから社会貢献へ

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 これまでの取り組みでは大変多くの方にご注目をいただき、応援をいただきました。津和野町のお米づくり農家のみなさんをはじめとした地域の方々、農協、民間団体など、多くの方がみなさまからの応援のメッセージを励みにしています。
 津和野町で作ったヘルシー元気米の発送を令和2年10月より開始し、これまで9回にわたり、10トン以上のお米を文京区の多くの子どもたちの元へ届けることができました。あらためて、この取り組みが都市の課題解決に貢献できる可能性を実感しています。
 津和野町としても、日々お米づくりに取り組む農家一人ひとりへ、土作りなど環境づくりのお手伝いをさせていただき、この豊かな自然、そして丁寧な仕事から作られるおいしいお米そのものを次世代に繋いでいきます。
 お互いの町の強みを活かした取り組みを行っていき、単なる交流で終わらせない挑戦をこれからも続けていきたいと思います。
 都市と地方の連携による、社会の未来をつくる取り組みに、ご協力を頂ければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。

文京区長 成澤 廣修

■津和野町のみなさまへ

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津和野町で丹精込めてつくられた自慢のお米を全国の寄附者の皆さまに返礼品として届けるとともに、文京区の子ども宅食利用家庭にも同じお米が届く、新しい自治体連携の形です。「森鷗外」の縁で結ばれた津和野町の皆様の発想力とチャレンジ精神、そしてお米作りへの誇りを強く感じます。令和5年度は、約1.4トンの「ヘルシー元氣米」のご寄附をいただきお届けしました。今年度も文京区の経済的に困窮する親子に元気をも届けてくれることを確信しています。

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

現在進捗情報はありません。

島根県津和野町

【津和野町について】
島根県西部に位置する津和野町は「山陰の小京都」とも呼ばれる歴史ある町です。
江戸時代から脈々と受け継がれてきた文化と、日本での有数の水質を誇る高津川や中国山地の山々からの恵みを受け、歴史と自然が交わる日本の原風景をいまに伝えています。町内にあるJR津和野駅は「SLやまぐち号」の終着駅として、多くのSLファンを出迎えています。

【150年前の風景に、今が見える】
町に残る江戸時代からの情景が現在まで受け継がれており、町に根付く文化とともに人々の生活に根付いていおり、幕末の情景を描いた図画「津和野百景図」に描かれた情景が、現在でも対比することが可能となっています。
この町に残る伝統や物語が一つのストーリーとして文化庁が認定する日本遺産に「津和野今昔~百景図を歩く~」として選ばれました。

【町を走るSL】
JR新山口駅を出発駅として、JR津和野駅まで運行するSLやまぐち号。
全長約95kmにわたる鉄道路線を古めかしい蒸気機関車が運行しています。
市街地を抜け山間部に入ると、どこか懐かしい田園風景の中を力強い汽笛の音とともに駆け抜けていくSLは、沿線に多くのファンが駆けつけるなど、多くの方を楽しませてくれています。
路線を走る車両は、その優雅なたたずまいから「貴婦人」の愛称で親しまれるC57型車両と、「デゴイチ」の愛称で親しまれるD51型車両で運行されており、車両がけん引する客車も昭和レトロな雰囲気となっています。