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多頭飼育崩壊で苦しむ動物たちの命をつなぐ「多頭飼育崩壊の予防を目指すプロジェクト」|認定NPO法人 人と動物の共生センター

カテゴリー:動物 

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寄付金額 123,000

2%

目標金額:6,000,000

達成率
2%
支援人数
9
終了まで
80
/ 88

鳥取県(とっとりけん)

寄付募集期間:2024年11月5日~2025年1月31日(88日間)

鳥取県 × 認定特定非営利活動法人 人と動物の共生センター

プロジェクトオーナー

全国各地で発生する多頭飼育崩壊。50頭を超える犬猫が、ゴミ屋敷の中、糞尿にまみれ、感染症に苦しみながら、ただ生きている…。何のために生まれてきたのか。苦しむためじゃないはず。多頭飼育崩壊を防ぐことは、人と動物の共生社会づくりにおける最大の課題です。

私たちは、多頭飼育崩壊のない社会、日本を創るため、本プロジェクトに挑戦します。

多頭飼育崩壊を止めるために、国を動かす

不幸な動物が生み出されないために

飼い主が病気や障害をかかえ、世話や片付けができず、散糞尿まみれの部屋

全国各地で発生している多頭飼育崩壊。2DKの室内に、20~30頭の犬猫がいることはザラです。犬猫たちは、糞尿にまみれ、感染症が蔓延する中、ただ生きることを強要されています。十分な食餌も得られない中、ガリガリの身体で、動物同士の共喰いもあります。まさに生き地獄。そうした多頭飼育崩壊があるたびに、動物関係のNPOやボランティアが、犬猫を保護し、新しい飼い主を探しています。

多頭飼育崩壊の背景には、飼い主の病気や障害、孤立孤独、経済困窮などの生きづらさがあります。動物だけを助けたからといって、解決する問題ではありません。動物を引き離しても、また、野良猫を迎えてしまう。堂々巡りです。大切なことは、人と動物の双方の支援を隙間なく行っていくことです。

支援介入時の猫の様子

しかし、今、国や自治体の福祉政策・計画に『ペットを飼っている生活困窮者への支援』は一切触れられていません。だから、行政の福祉関係部局に「動物福祉との連携をお願いします」と話しに行っても、「管轄でないから協力できない」と言われてしまいます。

多頭飼育崩壊は、社会福祉の問題です。様々な生きづらさを抱えた生活困窮者が、たまたま動物の多頭飼育という形で表面化した問題なのです。保護団体やボランティアだけが頑張ってどうにかするなんてことは、とうに限界に達しています。

※2024年9月24日にNHKの情報番組「おはよう日本」で放送され、NHK WORLD JAPANでも特集になった当法人の取り組み

https://www3.nhk.or.jp/nhkworld/en/shows/2074208/

(特集は7分57秒頃から)

本気で、蛇口を閉めるため、国を動かす、福祉制度を動かす、それが本プロジェクトの目的です。

多頭飼育崩壊を予防する社会システムを作る

協働体制の構築を

社会福祉×行政×動物福祉関係者が参加した勉強会(2022年2月)

【具体的事業計画】

1.鳥取県での実践活動
鳥取県を活動エリアとして、多頭飼育崩壊のリスクのある世帯へのフード提供を行うフードバンクを設置します。主に、社会福祉関係支援者からの相談受付、生活困窮ペット飼育者世帯に対する相談支援、フード提供、避妊去勢手術の提供を実施します。

2.全国の活動者を対象にしたオンラインでの勉強会
多頭飼育崩壊に対する予防的介入、生活困窮ペット飼育者支援に関する実践やノウハウの共有を行うためのオンライン勉強会を実施します。各地の先行事例を持ち寄り、互いのレベルアップを図ります

3.国会での勉強会開催/政策提言
実践活動、オンライン勉強会の成果を踏まえて、国会での勉強会を開催します。参加した国会議員とのコミュニケーションをとり、厚生労働委員会で、生活困窮者支援の文脈での審議の内容として取り上げられることを目指します。様々な行政の方針の中に、ペットを飼育している生活困窮者への支援に関する記載を追加し、制度的にペット飼育支援との関連を明確化することを目指します。

4.報告書の発行
国会での勉強会や、各地域での勉強会開催時に使用する、生活困窮者ペット飼育問題に関する報告書を作成します。

寄附金の使い道

「具体的事業計画」1〜4の事業に活用させていただきます。

目標金額以上のご寄附をいただいた場合は、オンラインでの勉強会規模や回数を増やし活動者のレベルのさらなる向上と、生活困窮者支援に関して、取り扱う事案の制限を無くし、目の前の動物を1匹でも多く取り残さないように対応します。

目標金額に達しなかった場合については、規模を一部縮小しながら活動を実施いたします。

動物だけを救うのではなく、人と動物が共に幸せになれる社会を目指す

社会とつながり健全な生活を

介入後の様子。不妊去勢手術と大掃除をし、飼い主も社会へ一歩踏み出す。

多頭飼育崩壊により虐待状態に陥る犬猫を生み出さないこと、そして、多頭飼育崩壊を引き起こしてしまう人が、孤立し動物を集めることに依存してしまうのではなく、社会とつながり健全な生活と健全な動物飼育ができるようにすることが、本事業の目的です。

動物だけを救うのではなく、人と動物が共に幸せになれる状態を目指します。

事業目標・スケジュール

2025年4月 鳥取での実践活動の実施に向けた、各種関係機関との協議・調整/リーフレット等の準備物作成
2025年9月 ペット版フードバンク事業開始
2025年10月 オンライン勉強会の開催(以降隔月開催~2027年2月まで)
2026年2月 国会での勉強会①開催
2026年3月 報告書の発行
2026年8月 国会での勉強会②開催
2027年2月 国会での勉強会③開催

人も動物も共に幸せになれる社会を目指して

人と動物の共生センター理事長 奥田順之

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経済的に困窮しているから、高齢者だから、障害があるから…人それぞれ様々な背景がありますが、動物と共に暮らしたい、動物と共に幸せになりたいという気持ちは、誰にも止めることはできません。だからこそ、動物を取り上げて解決なんてことはありえないと思っています。人と動物が共に幸せになる支援こそ、必要な支援です。そうした支援が当たり前になる社会を目指します。応援よろしくお願いします!

飼い主の心に寄り添う支援を

人と動物の共生センター理事 鈴木恵美子

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人と動物の問題においては、人である飼い主が何らかの課題を抱えていることで、適切な飼育環境を維持することができなくなってしまっていることがほとんどです。常識を押し付けず、飼い主の気持ちに寄り添うことで解決の糸口をつかむことができるのではないかと考えています。動物を生きがいとしてきた飼い主が必要な支援を受けることで社会と繋がり、自身と動物の幸せを考えて生きていくことができる。社会福祉と動物福祉が連携してそんな社会を作っていくことを目指したいです。

応援メッセージ

鳥取大学大学院医学系研究科教授 竹田伸也

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犬や猫と一緒に暮らすという、私たちにとって大切な暮らし方の一つが、その人の抱えた事情によって困難となり、結果として犬猫と人間双方の福祉を損ねてしまう。こうした状況を、昨今の社会は「自己責任」という言葉で切り捨ててはいないでしょうか。
誰もが当たり前に持つ弱さを自己責任といって切り捨てる社会と、誰もが当たり前に持つ弱さだからこそ、できる範囲で力を届けようという社会。みなさんはどちらの社会で暮らしたいですか? 何らかの事情により多頭飼育崩壊に陥った人を、「それはあなたの自己責任」と見捨てるのではなく、犬猫や人までもが幸せに暮らせる社会の実現のために、身銭を切ってチャレンジする。そんな「人と動物の共生センター」を、私は心から応援したいと思います。

寄付者の皆様へ

鳥取支部からのメッセージ

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数あるプロジェクトの中から、当法人のページをご覧いただきありがとうございます。

多頭飼育崩壊を止め、人と動物が幸せに生きていける世の中になるためには、生きづらさを抱えた方たちの課題を社会福祉と動物福祉が連携して紐解き、支援を届けることが不可欠です。

制度や連携の間にあるこの問題への対策を講じ、人と動物が共生する社会を全国へ波及させたいです。是非、皆様のご支援とご協力をお願いします。

(認定NPO法人 人と動物の共生センター 理事/鳥取支部長 松本温子)

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

現在進捗情報はありません。

鳥取県

・この寄付金は、特定非営利活動法人 人と動物の共生センターが実施し、鳥取県が認定した地域の課題解決事業「多頭飼育崩壊で苦しむ動物たちの命をつなぐ〜多頭飼育崩壊の予防を目指すプロジェクト~|認定NPO法人「人と動物の共生センター」」に活用されます。
・この寄附金は協賛金として寄付額の80%を「特定非営利活動法人 人と動物の共生センター」への支援に充てさせていただきます。(寄附額の20%は寄附募集に要する事務経費に充てさせていただきます。)
・特定非営利活動法人 人と動物の共生センターからお礼状、活動報告等を送付させていただきます。