人も猫も幸せに暮らせるまちを目指して!野良猫の不妊・去勢手術にご支援を

カテゴリー:動物 

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寄付金額 1,316,000

65.8%

目標金額:2,000,000

達成率
65.8%
支援人数
69
終了まで
27
/ 90

神奈川県平塚市(かながわけん ひらつかし)

寄付募集期間:2024年9月2日~2024年11月30日(90日間)

神奈川県平塚市

プロジェクトオーナー

平塚市は、「人も猫も幸せに暮らせるまち」を目指して、平成22年から野良猫の無秩序な繁殖を防ぐための不妊・去勢手術の補助を実施しています。
しかし、依然として、無責任なエサやりなどにより、毎年のように子猫が産まれ、ふん尿に関する苦情や保護に関するお問い合わせが多く寄せられ、人も猫も幸せに暮らせるまちの実現にはまだまだ課題を抱えています。

理想に掲げたまちの実現のためには、先ず不妊・去勢手術を進め、産まれてくる不幸な命を減らすことが重要です。
しかし、野良猫の数が多く、早急な不妊・去勢手術が必要な現場ほど、手術費用を負担できない経済的問題から、取り組みが滞り、猫の数がなかなか減らない、という課題に直面します。

そこで、飼い主のいない不幸な猫を増やさないため、野良猫の繁殖を原因とする生活環境問題を解決するため、令和6年度に限り、不妊・去勢手術補助金の上限額を増額して課題解決に取り組んでいます。
今後も継続して取り組めるよう、クラウドファンディングを実施します。

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

目指すのは「人も猫も幸せに暮らせるまち」

年間200件以上の猫に関する苦情・相談

市には毎年、200件以上の苦情や相談が寄せられています。苦情の中でも、特に多いのが、「近所の人がエサを与えている野良猫が、庭にふんをする」といった、ふん尿被害に関する内容です。
平塚市に寄せられた、過去の苦情や相談の件数は次のとおりです。

「エサを置きっぱなしにするから、猫が集まってくる」「毎年のように子猫が産まれて、数がどんどん増えている」、このようなご相談も、詳しくお話を伺うと、結局は、ふん尿の相談に行きつきます。
ふん尿被害に関する内容が、苦情のほぼ90%を占めており、原因の多くは野良猫です。

そして、飼い主がいない野良猫が外で増えるという事は、病気になっても、事故に遭っても、誰も助けてくれない不幸な命を増やすことにもつながります。

市民の暮らしを守るため、不幸な猫を増やさないために、平塚市では野良猫を増やさないための取り組みを続けています。

野良猫問題は人がつくり出す

平塚市には、野生の猫は居ません。外にいる野良猫は、元をたどれば、必ず人間に行き当たります。

猫はとても繁殖力が強く、生後6か月頃から出産が可能になります。年に2~4回出産し、一度の出産で4~8匹の子猫を産みます。
環境省によると、1匹のメス猫が1年後には20匹以上、2年後には80匹以上、3年度には2,000匹まで増える可能性があると言われています。
あっという間に、想像を超える数に増えてしまうのです。

産まれた子猫が全て大人になれるとは限りません。病気や事故だけではなく、カラスなどの野生動物に襲われ、小さいまま、命を落とすことも少なくありません。
「増えなければいいんじゃないか」「子猫は放っておけば死んでしまう」
そんな声が寄せられることもあります。

しかし、私たちの身近にいる動物を、そんな状況にしていいのでしょうか?
猫の数を増やすのも人間、そして減らすことができるのも人間です。

日向ぼっこをしたり、のんびりと散歩をしたり、ほのぼのとした自由を謳歌する野良猫の写真をよく目にします。
しかし、現実は、大けがを負っても誰も助けてくれない、そんな過酷な運命を背負っています。

傷ついた野良猫を見て、心を痛めて市にご相談いただく方も多くいます。
しかし、野良猫を全て保護することはできません。産まれてくる子猫を減らす取り組みは、このような不幸な猫を減らすことにほかなりません。
どうか、野良猫が生きている過酷な環境にも目を向けてください。

野良猫を減らすためのTNR活動

TNRとは、Trap(捕獲)・Neuter(不妊・去勢手術する)・Return(元の場所に放す)の略です。
野良猫の繁殖を防ぎ、一代限りの命として見守る活動です。
手術の時に、目印として耳にV字の切れ込みを入れます(麻酔中に行うので、猫に苦痛はありません)。
不妊・去勢手術を行うことで、発情期の鳴き声や、マーキング行為も軽減されると言われています。

ボランティア団体だけでなく個人でも野良猫のTNR活動に取り組んでいただいており、平塚市もその活動を支援しています。

捕獲器を設置した後は、連れ去りや虐待防止のため必ず近くで待機します
耳のV字の切れ込みは、不妊・去勢手術が済んでいる目印

まちなかで見かける耳がカットしてある野良猫は、誰かが手術をしてくれた猫です。
その猫はもう繁殖しません。一代限りの命を、どうかそっと見守ってください。

平塚市の取り組み

■補助金制度で手術をサポート

平成22年から始まった、野良猫に対する「平塚市猫不妊及び去勢手術補助金」制度では、これまで多くの野良猫の不妊・去勢手術の一部を補助し、野良猫の増加や、それに伴うふん尿被害等が減るように、取り組むことができました。

野良猫が繁殖している現場では、「不妊・去勢手術をしたいけど、手術代が負担できない」といった声をよく耳にします。
繁殖を防ぐためのTNR活動が進まない大きな原因は、費用負担です。
そこで、令和6年度は補助金の上限額を、オス4,000円、メス5,000円に増額し、協力していただく方の負担を減らし、より多くの野良猫に不妊・去勢手術ができるよう、取り組みを加速しています。

この取り組みは、今後も継続していきたいと考えています。

■ボランティア団体との協働

平成23年に、市内で活動するNPO法人平塚のら猫を減らす会との、地域猫に関する取り組みが始まりました。
現在も、同団体は市と協働し、地域猫に関する説明会やTNR活動を続けているほか、街頭募金や保護猫の譲渡会など、独自の取り組みも精力的に実施しています。

活動を続けて22年「NPO法人平塚のら猫を減らす会」

私たち、NPO法人平塚のら猫を減らす会は、平成14年に発足しました。
当時、平塚市内の公園に100匹近くの野良猫が住み着いており、毎年子猫が産まれている状況に心を痛め、TNR活動を始めたのがきっかけです。
活動を続けるうちに、野良猫の問題は、動物だけの問題ではない、人間の問題だと感じるようになりました。
エサをあげるだけ、子猫は可愛いから見たいだけ、そんな人間の身勝手が、不幸な命を生み出し、地域でのトラブルに発展しています。

私たちが取り組む現場では、思わず目を背けたくなるような状態の野良猫にも出会います。手術後、元の場所に戻すときに、「元の場所に戻さないで欲しい」「どこかで保護して欲しい」といったお声もよく聞きます。
しかし、TNR活動は保護活動ではありません。すべての猫を安全な室内に迎えることはできないのです。
メンバーは、時には涙を流しながら、「これ以上、不幸な命を増やさない」という思いを胸に、活動を続けています。

今いる野良猫をゼロにすることはできません。ですが、将来に産まれてくる野良猫を減らすことはできます。
その活動を続けることが、今できること、やらなければいけないことだと考えています。

このプロジェクトをきっかけに、多くの人にTNR活動のメリットを知っていただき、そして、野良猫を取り巻く厳しい現実にも目を向けていただきたい、そう願っています。

NPO法人平塚のら猫を減らす会 理事長 小泉浩
               メンバー一同


市役所で開催した譲渡会で説明する小泉理事長(写真右から2番目)

寄付金の使い道

1匹でも多くの野良猫に不妊・去勢手術を行えるよう、補助金の財源として使わせていただきます。
また、本プロジェクトの趣旨にのっとり、野良猫を減らすための取り組みにも活用させていただきます。

〇補助金の内容
1匹あたり、オス4,000円、メス5,000円か、手術費用の二分の一のいずれか低い額を補助します。
令和6年度は、昨年度までの上限額オス2,000円、メス4,000円から増額しています。

お礼の品について

本プロジェクトにはお礼の品はありません。寄付金を上記の事業に充てさせていただくことで、寄付いただいた皆様のお気持ちにお応えすることとし、お礼に代えさせていただきます。

ご賛同いただける皆様へ 平塚市長からのメッセージ

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平塚市では、野良猫の増加による地域環境の悪化を防止するため、そして、人も猫も幸せに暮らせるまちを目指して、平成22年度から野良猫の不妊・去勢手術費用の一部を補助する事業を実施しております。

野良猫の無秩序な繁殖を防ぐことは、事故や病気、虐待や交通事故などに遭う不幸な命を減らすだけでなく、住民の生活環境を守ることにもつながります。
これまで、市民の皆様や協力ボランティア団体「NPO法人平塚のら猫を減らす会」の協力により、7,000匹近い猫に手術を行うことができました。

しかしながら、依然として、野良猫の繁殖によるご相談が後を絶たず、継続した取り組みが求められています。
皆様からの温かいご支援により、野良猫の不妊・去勢手術がさらに加速し、同時に、市内の野良猫を取り巻く状況を多くの方に知っていただく機会となれば幸いです。

皆様のご支援をよろしくお願いいたします。

平塚市長 落合 克宏            

ふるさと納税で
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ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

現在進捗情報はありません。

神奈川県平塚市

平塚市は、神奈川県の相模湾に面したほぼ中央に位置しており、東京から電車で約1時間のアクセスです。
豊かな自然があり、湘南の海岸をはじめ、相模川と金目川などの河川と、その流域の平野に広がる田園風景、北西部に広がる丘陵には里山など様々な魅力に溢れています。
また、江戸時代に東海道五十三次の宿場町として栄えてきた歴史があり、産業は商・工・農とバランスがとれていることも特徴です。