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【名取市 震災復興伝承館】東日本大震災の記憶と教訓を未来へ語り繋いでいくために

カテゴリー:災害 

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寄付金額 1,232,000

41%

目標金額:3,000,000

達成率
41%
支援人数
42
終了まで
受付終了

宮城県名取市(みやぎけん なとりし)

寄付募集期間:2024年7月1日~2024年9月28日(90日間)

宮城県名取市

プロジェクトオーナー

“震災の記憶と教訓を未来へ語り繋いでいくためのプロジェクト”
私たちは東日本大震災による大津波により、当たり前の日常を一瞬にして失いました。

これからは、“私たちと同じ悲しみを誰にも味わって欲しくない”その思いで、東日本大震災の記憶と教訓、復興の歩みを、後世へ伝え続けていくことが、名取市の使命であると考えています。

東日本大震災の記憶や経験を後世へ伝承し、今後も起こり得る大災害への対応や、防災対策に活用するための東日本大震災の記録誌の作成や、震災復興伝承館にある伝承コンテンツリニューアルのためにぜひ皆様のご支援をお願いいたします。

令和2年5月に【震災復興伝承館】を開設

震災伝承館を開設

あれから13年という月日が流れましたが、被災した悲しみが完全に癒えることはありません。復興が進み、かつての日常、にぎわいを取り戻しつつある一方で、私たちは”東日本大震災の記憶を風化”させたくありません。
“私たちと同じ悲しみを誰にも味わって欲しくない”その思いで、東日本大震災の記憶と教訓、復興の歩みを、世界そして未来へ伝え続けていくために令和2年5月に震災復興伝承館を開設しました。

震災の記憶と教訓を未来へ語り繋いでいくために

震災復興伝承館には、震災前の閖上のジオラマやコミュニティスペース、復興の歩みや思いを綴った展示スペース、シアタールームがあります。
市外からも沢山の方にお越しいただき、開設から現在まで来館者数は15万人にものぼります。

伝承館には数多くのコンテンツや記録誌を展示しておりますが、今回そのコンテンツ・記録誌をリニューアルし、より沢山の方々に当時の状況をお伝えし語り継いでいきたいと思っております。

寄附金の使い道について

今回のクラウドファンディングでご支援いただいた寄付金は、
①東日本大震災の記憶や経験を後世へ伝承し、今後も起こり得る大災害への対応や防災対策に活用するための東日本大震災の記録誌の作成
②震災復興伝承館のコンテンツリニューアル等に活用させていただきます。

※目標金額に到達した場合、しなかった場合も、すべて本事業に使わせていただきます。

震災からの復興

かつて閖上は、活気のあふれるまちでした

奥羽山脈に源を発し、仙台平野を流れて太平洋に注ぐ一級河川、名取川。
閖上は、その、名取川南岸河口に成立した漁港を中心として発展した港町で、震災前には約6,000人が暮らしていました。
閖上ではカレイやヒラメが多く取れ、そのすり身を練って焼いたものが名産「笹かまぼこ」の発祥だとも言われています。また有名寿司店の店主もその旨さを認める「閖上の赤貝」は東京の築地で高級食材として取引されています。

世代を問わず楽しめる「閖上海浜プール」、また、海水浴場「ゆりあげビーチ」などが集まる、名取屈指のレジャースポットでもありました。

2011年3月11日 東日本大震災発生当時

このように漁港として、また、市民の行楽地として発展してきた閖上ですが、東日本大震災の津波によりまちは壊滅的な被害を受けました。
およそ6000人住んでいた地域が1日にしてがれきの山と化し、また、名取市における震災犠牲者のほとんどは閖上地区に集中しています。

(写真提供:海上保安庁仙台航空基地)

皆さまからの多大なるご支援のもと、復興に向けて前を向き歩んできました

閖上地区は、次世代に誇れる復興まちづくりを進めるにあたり、住民が主体となって、市との協働のもと安心安全に暮らすことができ、閖上らしさを活かした市街地形成や持続可能なまちづくりを進めてきました。

震災後、閖上の人々は悲しみを乗り越えてまちに活気を取り戻すためさまざまな努力を続けています。
約40年の歴史を持ち、日曜祝日に約1万人の人出を集める「ゆりあげ港朝市」は、震災後わずか2週間で場所を変えて営業を再開。さらにカナダ連邦政府の支援などを受けながら元の場所で見事復活を遂げました。

”かわまちてらす閖上”は2019年にオープンした閖上のランドマークです。
東日本大震災で津波による大きな被害を受けた閖上地区ですが、地元の事業者、応援者による新たなまちづくりが実を結び港町に活気と人々の憩いの場が戻ってきました。
”サイクルスポーツセンター”はサイクリングロードのほか、スケートボード場や3×3バスケットコートにフットサル場、子ども向け遊具などを整備し、サイクリストのみならず楽しめる施設です。太平洋・広浦湾を一望する絶景ビューの名取閖上温泉「輪りんの宿」は天然温泉施設でもあります。日本国内はもとより、世界各国の多くの皆さま方のご支援のおかげで前を向き、進むことができました。

語り部さんの想い

一般社団法人ふらむ名取、一般社団法人閖上の記憶は震災の状況を伝える語り部として活動しています。
震災への伝承について、想いを語っていただきました。

一般社団法人 ふらむ名取
代表理事 格井直光さん

東日本大震災で閖上地区に起きた辛く悲しい被害を二度としたくない思い。「地震があったら津波の用心」「地震がきたらすぐ逃げろ。からぶってもいんでねぇの助かれば」先人の教え、閖上の教訓を広く伝え「自分の命は自分で守る」尊い命を繋いでいき、生き続けることが大切と唱えます。困難に立ち向かった閖上の人の体験とふるさとを愛する心を汲み取っていただければと思っています。

津波復興祈念資料館 閖上の記憶
代表理事 丹野 祐子さん

あなたの大切なひと、思い浮かべてみて下さい。
私は震災で義両親と当時中学一年生だった息子を失ってしまいました。
『閖上の記憶』では津波の脅威や防災の知恵を伝えるのだけではなく『あの日失って初めて気づいた大切なもの』を自らの言葉で伝え続けています。
ここに今とは違う景色があったこと。沢山のいのちと笑顔があったこと。そんな話を聞いて下さい。『閖上の記憶』は誰でも自由に話すことができる場所。あなたの話も聞かせてください。
閖上の記憶でお待ちしています。

ぜひ名取市へ足をお運びください。お待ちしております!

名取市にぜひ足を運んで、震災の記録をご覧いただき、想いを語り継いでいる人たちのお話をお聞きいただければと思います。そして、震災を乗り越え、更なる発展に向けて歩みを進めている名取市で、サイクリングの心地よさと食の魅力を味わい、海辺の温泉で心もからだも癒してください。

お礼の品一覧

皆様にお選びいただく返礼品の中には、閖上地区の提供業者が数多くあります。
東日本大震災により甚大な被害を受けたこの土地で、復興のためにご尽力いただいた事業者の”美味しい”に少しでも多く方に触れていただきたいと思っております。

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

現在進捗情報はありません。

宮城県名取市

名取市(なとりし)は宮城県の中東部に位置する人口約8万人のまちです。
東北最大級を誇る史跡雷神山古墳に象徴されるように、古来より肥沃な土地や過ごしやすい気候など、居住に適した風土に恵まれています。
また、東北の玄関口である仙台空港の所在都市であり、国道4号線・東北新幹線・東北本線が縦貫する自然・歴史・近代が融合している魅力ある街です。