郷土が生んだ大学者「山県大弐」の功績を次世代の子どもたちに伝えたい!

カテゴリー:伝統・文化・歴史 

main_img

寄付金額 1,726,000

57.5%

目標金額:3,000,000

達成率
57.5%
支援人数
33
終了まで
41
/ 90

山梨県甲斐市(やまなしけん かいし)

寄付募集期間:2024年5月28日~2024年8月25日(90日間)

山梨県甲斐市

プロジェクトオーナー

大弐学問祭は、篠原村(山梨県甲斐市)出身の学者「山県大弐」の遺徳を偲び、また市民のふれあいの場になるよう、毎年秋分の日に開催されるお祭りです。
このお祭りを通して、「山県大弐」の功績を次世代の子どもたちに継承していくため、皆様からのご支援をお願いいたします。

プロジェクトの概要

 毎年秋分の日に開催される大弐学問祭は、大弐学問祭実行委員が中心となり1年間をかけて計画を練り、地域の方や観光客に楽しんでいただくイベントとして、長年親しまれております。近年の社会情勢を受け会場設営費やイベント運営に係る人件費等の高騰により、これまで以上の費用捻出が必要となっておりますが、大変苦しい状況です。
 「郷土の誇る大学者である山県大弐の功績を次世代の子どもたちに伝えていきたい!」という思いを実現するためにも皆様から是非ご支援・ご協力をいただきたいと考え、私たちはこのプロジェクトを立ち上げました。

大弐学問祭とは

 大弐学問祭とは篠原村(山梨県甲斐市)出身の学者・山県大弐の遺徳を偲び、また市民のふれあいの場になるようにと毎年秋分の日に開催される祭りで、学問成就祈願や神楽奉納、餅まきなどが行われます。

 学問の神様として知られる山県大弐は、武田信玄公の重臣、赤備え隊を率いた猛将、山県昌景を先祖に持つとされる江戸時代中期の人物で、広い見識を持つ秀才として知られ、のちに九代将軍徳川家重の側用人となる大岡忠光の家臣となり、代官や藩医を務めました。忠光の死後、大岡家を去り、江戸八丁堀で私塾を開き、医学・天文学・兵学・和算・詩文など様々な講義を行い、塾生には江戸にいる各藩の藩士などが集まり、家老格の人物が門下生にいるほど慕われていたといわれています。
 広い見識に基づく山県大弐の考え方は、現代に通じる部分が多くあるほどに先進的で倫理観に優れたものでしたが、江戸時代の社会の中にあっては、徳川幕府の体制を批判する考えを広めていると捉えられ、明和4年(1767年)、無念の内に処罰され死罪となってしまったのです。                                  

 山県大弐に再び注目が集まったのは幕末の志士たちが奮闘する時代でした。新たな時代を求めていた幕末志士たちの中で山県大弐の考えに共鳴し、維新の雄、長州藩にあった松下村塾塾長吉田松陰の門下生久坂玄瑞は、自身の著書「俟采擇録(しさいたくろく)」の中で山県大弐に思いを馳せる一文を書き残しています。
 のちの明治維新後、明治天皇行幸の際に祭粢料を賜り、祭神としてお祀りするために建立された神社が、現在「大弐学問祭」を開催する地となっている山縣神社です。

 令和5年度の大弐学問祭は、コロナ禍を経て4年ぶりに従来規模での開催となりました。会場となる山縣神社の周辺には多くの屋台が軒を連ね、神輿の渡御が盛大に行われました。
 また、山縣神社の境内では学問成就祈願や神楽奉納が行われたほか、ステージイベントとして信玄太鼓保存会による信玄太鼓演奏、竜王みゆき連によるみゆきソコダイ踊りの演舞などが行われ、1日を通じて多くの人で賑わいました。

寄附の使い道

・大弐学問祭に係る人件費や運営費等
・クラウドファンディングに係る費用

※目標金額に達した場合、又、達しなかった場合でも、上記の費用として活用させていただきます。

本プロジェクトが描く未来

 平和や平等の考えを時代に先駆けて世に示された、山県大弐の遺徳を二度と忘れ去るようなことがあってはなりません。
 戦争や社会の分断が取り沙汰される現代にこそ、山県大弐が柳子新論の中で記した「世の中の秩序はきちんとすべきである。しかしあまりきっちりと作りすぎるとひずみが出てそこに不正が入り込みやすくなる。物事や人間には自然な部分があって良い。」「本来人には身分の区別は無いが、才能や職業によって必然的に色々な区分が出てくる。大事なのは人間同士がお互いに敬う気持ちを持つことである。」といった教えが必要であると考えています。
 山県大弐の教えを賑やかで楽しいおまつりを通じて、広く子ども達に理想の社会像を伝えていくことでより良い地域、ひいては、より良い未来を目指します。

 山県大弐の遺徳を偲ぶ大弐学問祭を、今後も継続していくために、みなさまのご支援をよろしくお願いします。

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

現在進捗情報はありません。

山梨県甲斐市

甲斐市は、山梨県の北西部に位置し、南部の住宅地と農地が混在する平坦な市街化地域と、北部の豊かな森林資源や自然景観を有する中山間地域が広がっています。
市では、緑豊かな自然環境との調和を図りながら、活力にあふれ、穏やかで人にやさしいまちであるとともに、甲府盆地の新たな発展をリードする「緑と活力あふれる生活快適都市」の実現を目指して、住み良い郷土づくりを進めています。