マクミリオンズ

2001年、FBIジャクソンビル支局に匿名の電話があった。マクドナルドのキャンペーン用ゲーム「モノポリー」が何年も前から不正操作されており、その背後には“アンクル・ジェリー”という謎の人物がいるという。

FBIは“アンクル・ジェリー”の正体が、モノポリーの運営会社の社員、ジェローム・ジェイコブソンだと突き止める。同時に、詐欺に関係していると思われるもう1人の人物、ジェリー・コロンボが浮上する。

“アンクル・ジェリー”が当選ピースをジェリー・コロンボに売っていたと、弟のフランク・コロンボが明かす。コロンボは当選金の分け前と引き換えにピースを買ってくれる人を探し、“当選者”に仕立て上げていた。

1998年、リクルーターとして“当選者”にピースを売っていたジェリー・コロンボが交通事故で死亡。“アンクル・ジェリー”は新たなリクルーターとしてAJ・グロムや不動産開発業者のドワイト・ベイカーを採用する。

FBIはドワイト・ベイカーと“アンクル・ジェリー”との通話を傍受し、モノポリーのピースを受け渡す決定的証拠を掴む。やがてモノポリーのキャンペーンも終盤に差しかかり、FBIは一斉起訴に向けて準備を進めるが...。

モノポリー詐欺の関係者が一斉に逮捕された。裁判が近づくにつれ、被告人の多くは司法取引に応じて検察に協力するが、ジョージ・チャンドラーをはじめとする一部の人々は、無実を証明するために闘うことを決意する。