デスクトップと書類を iCloud Drive に保存する
iCloud Drive を使うと、あらゆる種類の書類を iCloud に安全に保存して、すべてのコンピュータおよび iOS デバイスからそれらの書類にアクセスすることができます。必要に応じて、「デスクトップ」フォルダと「書類」フォルダにあるすべてのファイルを iCloud Drive に自動的に保存することができます。こうすると、ユーザが通常保存している場所にファイルを保存しながら、お使いのすべてのコンピュータと iOS デバイスで利用することができます。
また、Mac または Windows コンピュータで Web ブラウザから iCloud.com の iCloud Drive を使用することもできます。
iOS デバイスや Windows PC を使用して、または iCloud.com で iCloud Drive を設定するには、Apple のサポート記事「iCloud Drive を設定する」を参照してください。
iCloud Drive を設定する
この Mac で iCloud Drive をまだ設定していない場合は、「iCloud」環境設定で今すぐ設定することができます。
アップルメニュー>「システム環境設定」と選択し、「iCloud」をクリックしてから、「iCloud Drive」を選択します。
まだ iCloud にサインインしていない場合は、iCloud を設定しなければ、iCloud Drive の機能を選択することはできません。
いずれかのデバイスで iCloud Drive 機能をはじめて選択した場合は、アップグレードについて確認するメッセージが表示されます。アップグレードすると、iCloud に現在保存されている書類とデータが、iCloud Drive に移動されます。アップグレードについて確認するメッセージが表示されない場合、お使いのアカウントはすでにアップグレードされています。
重要:iCloud Drive にアップグレードすると、iCloud Drive に保存されている書類は、最小システム条件を満たし、iCloud Drive がオンになっているコンピュータおよび iOS デバイスでのみ利用できるようになります。iCloud Drive にある書類は、iCloud.com でも利用することができます。
iCloud Drive は、Mac コンピュータ(OS X v10.10 以降)、iOS デバイス(iOS 8 以降)、および iCloud for Windows(Windows 7 以降が必要)を搭載した Windows コンピュータで使用できます。コンピュータとデバイスで同じ Apple ID を使用して iCloud にサインインしている必要があります。
デバイスで iCloud Drive がオンになっていない場合、そのデバイス上の書類とデータは、iCloud Drive がオンになっているほかのデバイス上の書類とデータと同期されません。
「デスクトップ」フォルダと「書類」フォルダを iCloud Drive に保存する
アップルメニュー>「システム環境設定」と選択し、「iCloud」をクリックしてから、「iCloud Drive」の横にある「オプション」をクリックします。
「iCloud Drive」の横に「オプション」が表示されない場合は、iCloud Drive がオンになっていることを確認してください。
「“デスクトップ”フォルダと“書類”フォルダ」を選択します。
「“デスクトップ”フォルダと“書類”フォルダ」を選択すると、「デスクトップ」フォルダと「書類」フォルダが iCloud Drive に移動されます。これらのフォルダは、Finder のサイドバーの「iCloud Drive」セクションにも表示されます。
iCloud Drive のファイルとフォルダで作業する
iCloud Drive は Finder のサイドバーに表示されるため、サイドバーで選択して内容を表示することができます。iCloud Drive 内では、「プレビュー」、「テキストエディット」、「Pages」、「Numbers」、「Keynote」など、 iCloud Drive に対応するアプリケーションのフォルダが自動的に作成されます。また、iCloud Drive 内にフォルダを作成したり、iCloud Drive やそのフォルダにファイルを保存または移動したりすることもできます。
「iCloud」環境設定で「「デスクトップ」フォルダと「書類」フォルダ」を選択した場合は、「デスクトップ」フォルダと「書類」フォルダも iCloud Drive 内に作成されます。
iCloud の「デスクトップ」と「書類」をオンにすると、Finder ウインドウのフォルダ名またはファイル名の横に状況インジケータが表示される場合があります。詳しくは、ファイル、フォルダ、およびディスクの情報を表示するを参照してください。
アプリケーションフォルダに書類を配置する:書類を iCloud Drive 内のアプリケーションフォルダにドラッグしたり、それらのフォルダ内にフォルダを作成したりできますが、そのアプリケーションで開くことができる書類しか格納できません。たとえば、「プレビュー」フォルダには PDF や各種イメージファイルを格納できますが、ムービーや音楽のファイルは格納できません。
iCloud Drive のみに保存されている項目をダウンロードする:ダウンロードしたい項目を Control キーを押したままクリックして(iCloud の状況アイコン で示されます)、「今すぐダウンロード」を選択します。
項目を Mac 上に配置すれば、インターネット接続がなくてもその項目で作業することができます。
項目を Mac に移動して iCloud Drive から削除する:iCloud Drive 内のファイルやフォルダを、「ダウンロード」、「ムービー」、「ミュージック」、「ピクチャ」など iCloud Drive 内にないフォルダにドラッグします。その項目が Mac にコピーされ、iCloud を設定したすべてのデバイスの iCloud Drive から削除されます。必要に応じて、それらの項目を iCloud Drive にドラッグして元に戻すこともできます。
「iCloud」環境設定で「“デスクトップ”フォルダと“書類”フォルダ」を選択した場合、「書類」フォルダまたはデスクトップに配置した項目は iCloud Drive 内に保存されます。
また、新しい書類を保存したり書類をアプリケーションで開いたりするときに iCloud Drive を使用することもできます。「ファイル」>「保存」または「ファイル」>「開く」と選択すると表示される「保存」ダイアログまたは「開く」ダイアログのサイドバーで、「iCloud Drive」をクリックしてください。
iCloud ストレージに空き領域がない場合
書類を iCloud Drive に保存できない場合は、iCloud ストレージに空き領域がない可能性があります。書類はお使いの Mac に残り、使用可能な空き領域ができると iCloud Drive にアップロードされます。
iCloud Drive は、iCloud フォトライブラリ、iOS デバイスのバックアップ、iCloud メール(お使いの @icloud.com メールアカウント)のメッセージや添付ファイルなどと iCloud のストレージを共有しています。
空き領域を増やすために、ストレージをアップグレードできます。iCloud Drive に保存する必要がない項目を削除することもできます。詳しくは、iCloud ストレージを管理するを参照してください。