Mac用Logic Proユーザガイド
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- MIDIリージョンのエイリアスを作成する
- 繰り返しのMIDIリージョンをループに変換する
- リージョンの色を変更する
- Mac用Logic ProでMIDIリージョンをパターンリージョンに変換する
- Mac用Logic ProでMIDIリージョンをSession Playerリージョンで置き換える
- オーディオリージョンをサンプラー音源のサンプルに変換する
- リージョン名を変更する
- リージョンを削除する
- Stem Splitterを使ってボーカルや楽器のステムを抽出する
- グルーブテンプレートを作成する
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- スクリーンコントロールをマップする
- マッピングパラメータを編集する
- パラメータマッピンググラフを使用する
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- プロジェクト間で譜表スタイルをコピーする
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Mac用Logic ProのAlchemyの基本的なアルペジエータコントロール
アルペジエータはブラウズ表示または詳細表示でのみ表示されます。「Browse」または「Advanced」ボタンをクリックしてどちらかの表示に切り替えてから、「Perform/Arp/Effects」セクションの「Arp」ボタンをクリックします。
基本的なアルペジエータコントロールは数個のボタンと9つのノブで構成されています。
基本的なアルペジエータコントロール
「All/A/B/C/D」ボタン: アルペジエータパターンの演奏に使用するターゲットソースを選択します。Mac用Logic ProのAlchemyのアルペジエータを使うに記載の作業方法を参照してください。
「All」に設定すると、有効なすべてのソースによってアルペジエータパターンが演奏されます。
「A」、「B」、「C」、「D」のいずれかのアルペジエータのみを有効にすると、そのターゲットソースのみをアルペジエータパターンで演奏できます。ほかの3つのソースでは、受信したMIDIデータがアルペジオなしで演奏されます(ソースが有効な場合)。
「A」、「B」、「C」、「D」のうち複数のアルペジエータを有効にすることで、アルペジオパターンを組み合わせることもできます。キーボードを弾くと、有効な各ソースが、対応する有効なアルペジエータによってトリガされます。これにより、最大4つの異なるアルペジオソースを同時に演奏できます。
注記: Alchemyではアルペジオがかかった出力とかかっていない出力とを別のボイスを使用して演奏します。このため、この機能を使用するには、マスターボイスセクションのボイス数を2以上に設定する必要があります。Mac用Logic ProのAlchemyのマスターボイスセクションを参照してください。
「Sync」ボタン: オンにすると、アルペジエータがプロジェクトのテンポと同期します。「Rate」ノブを参照してください。
「Key Trigger」ポップアップメニュー: オプションを選択して、アルペジエータとホストアプリケーションのグリッド値を調整します。ホストが再生モードのときは、受信するノートと再生するノートはこの値にスナップされます。
「Off」以外の値を選択すると、休符のあとに最初のノートが打鍵されるとアルペジエータパターンが再開されます。これによって、小節内の異なる拍でコードを演奏することでパターンのバリエーションを作成でき、より迅速な応答が感じられます。レガートに演奏するとアルペジエータが再トリガされません。
選択可能なメニューオプションと異なるホストアプリケーションのレートを使用したい場合は、「Snap to Rate」を選択します。
「Cycle Reset」を選択して有効/無効を切り替えます。このオプションを選択すると、パターンが繰り返されるたびに、またはホストアプリケーションが(ステップ1で)起動したときに、最初のノートからアルペジオが開始されます。「Cycle Reset」はデフォルトで有効ですが、既存のすべてのプリセットについては下位互換性を確保するためにオフになります。
「Mode」ノブ: アルペジエータのオンとオフを切り替えます。また、受信するノートをパターンに組み入れる順序を設定します。「Off」以外に次の選択肢があります:
Up: 現在押さえているノートが低い音から高い音へと演奏されます。
Down: 現在押さえているノートが高い音から低い音へと演奏されます。
Up/Down: 現在押さえているノートが低い音から高い音へと演奏されたあと、高い音から低い音へと戻ります。
Down/Up: 現在押さえているノートが高い音から低い音へと演奏されたあと、低い音から高い音へと戻ります。
As Played: 現在押さえているノートが押さえた順に演奏されます。
Random: 現在押さえているノートがランダムに反復なく演奏されます。
Chord: 現在押さえているすべてのノートがコードとして同時に演奏されます。コードはアルペジエータのシーケンサー設定で定めた速度とリズムに合わせて再トリガされ拍を刻みます。Mac用Logic ProのAlchemyのアルペジエータのシーケンサーを参照してください。
注記: 「Mode」はモジュレーションターゲットです。このため、「Perform」のノブで「Mode」をモジュレートするよう設定し、演奏中にアルペジエータのオンとオフを切り替えることができます。
「Rate」ノブ: 各アルペジエータステップの長さを設定します。「Sync」がオンの場合、アルペジエータがプロジェクトのテンポと同期し、「Rate」は小節または拍に合わせて設定されます。「Sync」がオフの場合、「Rate」ノブは各ステップに一定の長さを設定します。これはプロジェクトのテンポ変更の影響を受けません。
「Octave」ノブ: アルペジエータパターンが反復されるときに、パターンを元のピッチでのみ演奏するか、高いオクターブにわたって演奏するかを設定します。
「Length」ノブ: アルペジエータの各ノートの長さを設定します。最大の100% に設定したときの各ノートの長さはステップいっぱいです。100% よりも低い値に設定すると短いノートが生成され、スタッカートエフェクトが効いてきます(リリース時間の短いサウンドをトリガしている場合)。
「Pattern」ノブ: 右側のステップシーケンサーセクションで有効なパターンを選択するために使用します。アルペジエータごとに異なる16のステップシーケンサーパターンを作成および編集できます。デフォルトではすべてのパターンが同じです。このため、パターンを編集するまでこのパラメータは無効です。
「Swing」ノブ: アルペジエータのタイミングを変更します。奇数のステップのタイミングは変えずに、偶数のステップを後ろの位置に移動します。これによって、よりリラックスした雰囲気やグルーブ感がパートに加わります。一般に「Swing」が最も効果的に機能するのは、「Rate」ノブを拍の1/4(16分音符によるスウィング感)または拍の1/2(8分音符によるスウィング)に設定したときです。
「Note Vel」ノブ: アルペジエータがノートのベロシティ値を処理する方法を設定します。アルペジエータのシーケンサー1は、デフォルトでアルペジエータの「Amp」の値をモジュレートします。「Note Vel」の値が0% に設定されていると、アルペジエータのシーケンサー1のステップ値によってアルペジエータパターンのノートのベロシティが決まります。「Note Vel」の値が100% に設定されていると、アルペジエータパターンのノートのベロシティは受信するMIDIベロシティによって決まります。「Note Vel」が0%-100% の間の値に設定されていると、アルペジエータのシーケンサーのステップ値と受信するMIDIベロシティがミックスされます。
「Split」ノブ: アルペジエータパターンに含める最も高いMIDIノート番号を設定します。この値よりも高いノートはアルペジオになりません。最大値(G8)に設定すると、すべてのMIDI入力がアルペジオになります。
「Latch」ノブ: 「Hold」または「Add」モードのときにキーボードから手を放すと、アルペジエータパターンが保持されます。「Off」に設定すると、キーボードから手を放したときにアルペジエータパターンが停止します。
Hold: 新しく弾いたノートが新しいパターンに組み込まれ、既存のパターンが置き換わります。
Add: 新しく弾いたノートが既存のパターンに追加されます。
ヒント: 「As Played」モードとラッチ設定の「Add」を組み合わせて、最大128ステップを使用できるインタラクティブなステップシーケンサーを作成してみてください。