Logic Proのオーディオ・ファイル・エディタの概要

Logic Proのオーディオ編集で日常的に行う作業のほとんどは、メインウインドウとオーディオ・トラック・エディタのオーディオリージョンで実行できます。オーディオ・ファイル・エディタを使用すると、リージョンのオーディオ波形を表示して、オーディオファイル自体を直接変更することができます。

オーディオ・ファイル・エディタを使用するには、「Logic Pro」＞「環境設定」＞「詳細」で「すべての機能を有効にする」を選択します。

オーディオ・ファイル・エディタでオーディオの編集や処理を始めるには、波形ディスプレイで特定の範囲を選択します。さらに正確に選択するには、オーディオファイル内での移動、拡大/縮小、オーディオの再生とスクラブなどのキーコマンドを使用します。

表示設定を以下のように変更することができます:

録音したデジタルデータをサンプルビットで表示する。
ルーラの時間スケールの表示を、サンプル、分と秒、SMPTEタイム、小節とビートのいずれかに設定する。
アンプリチュードスケールをパーセンテージ単位またはサンプル単位に設定する。

範囲を選択したら、選択範囲で標準的な「カット」、「コピー」、「ペースト」、「削除」のコマンドを使ったり、以下の操作を行ったりできます:

さらに、オーディオ・ファイル・エディタを使ってトランジェントを編集することもできます。トラックのFlex Time編集を初めて有効にすると、そのトラックのオーディオが分析され、ファイルで検出されたトランジェントがマークされます。トランジェントマーカーを使って、編集と処理のためにオーディオを選択できます。

重要: オーディオ・ファイル・エディタで実行する編集および機能のほとんどは破壊的に行われ、元のオーディオファイルは永続的に変更されます。実行した編集や処理コマンドを取り消す機能はありますが、オリジナルのオーディオファイルではなく、そのコピーで作業するようにしましょう。

オーディオ・ファイル・エディタを開く

Logic Proで、以下のいずれかの操作を行います:

オーディオリージョンをダブルクリックしてから、「エディタ」パネル上部の「ファイル」タブをクリックします。
メインウインドウでオーディオリージョンを選択し、コントロールバーの「エディタ」ボタンをクリックしてから、「エディタ」パネル上部の「ファイル」タブをクリックします。
メインウインドウでオーディオリージョンを選択して、「ウインドウ」＞「オーディオ・ファイル・エディタを開く」と選択します（または「オーディオ・ファイル・エディタを開く」キーコマンドを使用します。デフォルトの割り当て: Command+6キー）。
オーディオ・ファイル・エディタが別のウインドウで開きます。
プロジェクト・オーディオ・ブラウザで、Optionキーを押しながらオーディオリージョンをダブルクリックします。

ガイドをダウンロード:

Logic Proユーザガイド: Apple Books

Logic Pro音源: Apple Books

Logic Proエフェクト: Apple Books

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