Apple School Managerでのアカウントの移行について
ドメインキャプチャプロセスが開始されると、そのドメインを使用する個人用のApple Accountに対して、メールが送信され、アカウントにサインインしているデバイス上に通知が表示されます。通知を表示するには、デバイスがiOS 18、iPadOS 18、macOS 15.1、visionOS 2.0以降を搭載している必要があります。
「ドメインキャプチャプロセス」と「ドメインキャプチャの例」を参照してください。
個人用Apple Accountを移行する時期を決定する
ユーザが個人用Apple Accountを移行するかどうかを決定する際には、いくつかの側面を検討する必要があります。
以下の場合、ユーザは個人用Apple Accountを維持することを希望する可能性があります。
アカウントを使用して、個人的な写真、iCloudキーチェーンアイテム、その他の個人データを保存している。
アカウントを使用して、アプリ、音楽、映画を購入している。
アカウントをApple Payで使用している。
アカウントがファミリー共有に含まれており、ほかのファミリーメンバーへサブスクリプション、音楽、映画の購入、アプリライセンスが提供されている。
以下の目的でアカウントが作成されている場合、ユーザは個人用Apple Accountの移行を希望する可能性があります。
主に仕事用のデバイスで、組織のほかのユーザと共同作業するために使用される。
Apple Business Connect、Apple Business Register、Appleプッシュ通知サービスポータルなど、組織に関連するサービスにアクセスする。
Apple Accountを移行できない場合
以下のいずれかのサービスが使用されている場合、個人用Apple Accountを移行するために変更が必要になることがユーザに通知されます。
Apple Cashの残高
Apple PayまたはAppleウォレットのカード。期限切れや保留中のカード(アカウントに関連付けられているものの特定のデバイスにプロビジョニングされていないカード)を含む
Apple Storeの残高
探す
ファミリー共有
リカバリーコンタクト
ヘルスケアデータ
さらに、ユーザはアカウントの国または地域を組織と同じものに更新するように促される場合があります。
アカウントによっては、個人用Apple Accountの名前を変更して、個人用Apple Accountとして使用し続けるオプションのみがユーザに提示される場合があります。たとえば、組織に移行できない13歳未満のユーザのアカウントの場合や、ユーザがプライバシーポータル(privacy.apple.com)でApple Accountを一時的に停止している場合などが考えられます。
Apple Accountを移行できる場合
アカウントが移行可能で、ユーザがそれを選択した場合、アカウントの完全な所有権と関連付けられたデータが組織に移行されます。管理対象Apple Accountを使用してサービスにアクセスするに記載されているサービスは、管理対象Apple Accountでも利用でき、移行後も引き続きアクセスできます。
移行されたアカウントには、生徒の役割が割り当てられます。管理者、サイトマネージャ、ユーザマネージャの役割を持つユーザは、必要に応じてユーザの役割を変更できます。
ユーザがApple Accountを維持することを希望する場合
ユーザがアカウントを個人用Apple Accountとして維持することを決定した場合、組織のコンテクストで使用されてきたサービスの移行を希望する場合があります。「連携時にAppleのサービスを移行する」を参照してください。
アプリとブック
移行前に購入されたアプリとブックは引き続き利用できます。その他の音楽、映画、テレビ番組、Fitness+、Apple TV+、およびApple Arcadeなどのコンテンツは利用できなくなります。また、既存の有効なサブスクリプションは利用できますが、移行後は更新できません。Apple School Managerの「アプリとブック」セクションは、モバイルデバイス管理(MDM)ソリューションのフレームワークと連携し、管理された環境でコンテンツを配布するための簡単で拡張可能な手段を提供します。