iOS のメール App で S/MIME を使って暗号化されたメッセージを送受信する

iOS は S/MIME に対応しているため、メールメッセージを暗号化して送信できます。

メッセージを暗号化して送信するには、お使いのメールアカウント用の S/MIME 証明書をインストールしてください。S/MIME 証明書は認証局 (CA) から入手できます。または、Exchange アカウントをご利用の場合は、所属組織から入手してください。宛先の証明書 (公開鍵) も必要です。

メッセージの暗号化を有効にする

お使いのアカウントで S/MIME を設定している場合は、新規メッセージの作成時に「デフォルトで暗号化」するように選択できます。

  1. 設定 App を開きます。

  2. 「メール」>「アカウント」の順に選択します。

  3. デフォルトでメッセージを暗号化したいアカウントを選択します。

  4. 「アカウント」>「詳細」>「デフォルトで暗号化」の順に選択し、「デフォルトで暗号化」をオンにします。

メッセージに返信または転送する場合、返信/転送メッセージの暗号化の状態は、システムのデフォルトの設定ではなく、着信メッセージの状態に合わせて決まります。アドレスフィールドの 青い鍵のアイコン画像の代替テキストなし 画像の代替テキストなし を使って、発信メッセージの暗号化の状態を変えることもできます。

メッセージを暗号化して送信する

送信相手が同じ Exchange 環境内にいる場合、iOS はメッセージの暗号化に必要な証明書を検索します。iOS は GAL から証明書を取得します。メッセージの作成時に、アドレスフィールドに 鍵のアイコン画像の代替テキストなし が表示されます。送信相手は、そのメッセージを復号化できます。Exchange アカウントをお使いでない場合や、送信相手が同じ組織に所属していない場合は、メッセージを暗号化して送信する前に、署名済みのメールをやり取りする必要があります。

送信相手の署名を手動で信頼する

メッセージを送りたい相手の署名が信頼されていない場合は、以下の手順にそって、送信相手の証明書をデバイスにインストールしてください。

  1. 相手から届いた署名済みのメッセージで、差出人のアドレスをタップします。署名が信頼されていない場合は、赤い疑問符 が差出人のアドレスの右側に表示されます。メール App では、署名が有効な場合、差出人のアドレスの右側に 青いチェックマーク が表示されます。

  2. 差出人の証明書が不明な認証局から発行されている場合、該当するメールアドレスに対して、その証明書を手動でインストールできます。「証明書を表示」をタップします。

  3. 差出人の署名証明書をインストールして信頼するには、「インストール」をタップします。

  4. 「インストール」ボタンの色が赤に変わり、「削除」と表示されます。右上にある「完了」をタップして、証明書のインストール処理を完了します。

  5. iOS によって、このデジタル証明書が宛先のメールアドレスに関連付けられ、メッセージを暗号化できるようになります。

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