一戸建て売却の第一ステップは査定! |
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査定価格は不動産会社によって異なるもの。できる限り高値で売却するためには、複数社への査定依頼が鉄則です。不動産売却を考え始めたら、まずはあなたの不動産がいくらか一括査定で調べてみませんか? 一括査定を受けた方が良い理由は3つ! 1.相場を把握して適正価格で売却するため 2.査定額を比較できるため 3.相性の良い不動産会社に出会うため |
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目次
一戸建て売却の市場動向と流れ
一方戸建て住宅は2020年ごろから2年ほど上昇を続けましたがその後横ばいであり、マンションに比較して相場が上がりにくい市場であることがわかります。
まずは、一戸建て売却の流れと期間の目安についてお伝えしていきます。
一般的に一戸建ての売却は、マンションよりも時間がかかるものです。これはマンションよりも戸建ての方が購入にあたって確認すべき点が多いためです。戸建ての場合は建物の他に土地の形状や地盤、前面道路、近隣住戸の状況等、マンションよりも数多くのチェックポイントがあります。
中古の一軒家の購入を検討している買主のニーズを把握している、一戸建て売買の実績のある不動産会社に任せることで、期間の短縮はかなえられるかもしれません。
売却にかかる期間も売却価格も、需要と供給のバランスにより変化するものでもあるので、全体スケジュールを把握したら、最も良いタイミングで売り出せるように準備を進めましょう。
【ステップ1】一戸建て売却相談前の事前準備
【準備2】売却にかかる諸費用を確認
【準備3】売却相場の調査
【準備4】売却の書類を確認
【準備5】土地の権利や建物の状態を確認
【準備1】住宅ローンの残高を確認
住宅ローンの残高は住宅ローン償還表(返済予定表)で確認ができます。ローン契約の際に金融機関から受け取っているはずですが、お手元に無い場合には金融機関に問い合わせをしてみましょう。
【準備2】売却にかかる諸費用を確認
仲介手数料 | (売却額×3%)+6万円+消費税 |
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印紙税 | 1,000~6万円※売却金額により異なる |
抵当権抹消費用 | 司法書士へ依頼するとして5,000~2万円 |
譲渡所得税・ 住民税・ 復興特別所得税 | 売却した年の1月1日での保有期間によって異なる 保有期間が5年以下なら譲渡所得の39.63% 保有期間が5年超なら譲渡所得の20.315% |
住宅ローンの残債 | 一括返済の手数料(金融機関による) |
住宅変更登記費用 | 登録上の所有者の住所が現住所と異なる場合には現住所へ変更が必要。 司法書士へ依頼する場合には2万円程度 |
また、売却益が出た場合には、税金がかかる可能性があります。売却益とは、一戸建ての売却金額から、一戸建ての購入時にかかった金額(建物価格は減価償却を計算して購入価格から差し引く)と購入時の諸費用、売却時諸費用を差し引いた利益のことを指します。物件の保有期間が5年を超えているか否かで譲渡所得税の税率は変わってきますので注意が必要です。
【準備3】売却相場の調査
【準備4】売却の必要書類を確認
新築のために取得した土地であれば地積測量図などは揃っているはずですが、相続で引き継いだ一戸建てなどは境界線がはっきりしない場合などがあり、確認には時間がかかります。必要書類については以下の記事でも詳しくご紹介していますので、合わせて確認してみましょう。
□ | 本人確認書類 |
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□ | 実印・印鑑証明書 |
□ | 住民票 |
□ | 登記済証・登記識別情報 |
□ | 固定資産税納付書 |
□ | 確定測量図・境界確認書 |
□ | 公図 |
□ | 建築確認済証・検査済証 |
□ | 建築設計図書・工事登録書 |
□ | 物件の図面 |
□ | 耐震診断報告書 |
□ | アスベスト使用調査報告書 |
□ | 購入時の販売契約書・重要事項説明書 |
【準備5】土地の権利や建物の状態を確認
また下記の3つのケースについては特筆すべき注意点がありますので、該当する場合は確認してください。
共有名義の場合
親族で代々受け継いでいる不動産を売却することに抵抗がある共有者が出る場合もありますので、不動産会社に相談する前に、まずは共有者と不動産を売却することに関しての同意を慎重に相談するようにしましょう。
相続した不動産の場合
10か月の間に遺産分割協議(遺言書が無い場合)、相続登記、売却活動、不動産決済を完了する流れになりますので、なるべく早めに準備を進めるようにしましょう。
築30年以上の建物の場合
販売時にはなるべく建物状況調査(インスペクション)を行い、不具合の箇所を予め分かるようにしておきましょう。
【ステップ2】一戸建て売却の査定と不動産会社選び
査定依頼はなるべく複数社に!
複数の不動産会社に一度に依頼できる、一括査定のサービスが便利です。
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一戸建ての査定のポイント
ご自身の一戸建てに当てはまるものを下記のチェック表を確認してみましょう。
周辺環境
□ | 公共交通機関までの距離 |
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□ | 公共施設(学校、病院、公園など)までの距離 |
□ | 商業施設(スーパー、コンビニ、ドラッグストアなど)までの距離 |
立地
□ | 接道状況(道路にどれだけ面しているか) |
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□ | 土地の形状 |
□ | 隣地の有無 |
□ | 日当たり、風通り |
建物の外観・内装
□ | 築年数 |
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□ | 建物の面積 |
□ | 間取りと生活導線 |
□ | 水周りの清潔感 |
□ | 雨漏り、シロアリの被害の有無 |
また、相場価格というのは需要と供給のバランスでもあります。売却時期を検討できるのであれば、一戸建てが最も売りやすい時期に売り出すのをおすすめします。4月からの新生活に備えた2月~4月か、9月に照準を合わる売り方も効果的です。また、価格交渉の方法も事前に理解しておくと、いざというときに慌てず対応できます。
不動産会社選びのポイント
2世帯住宅など特徴のある一戸建ては、実績や専門性のある不動産会社をパートナーにするかどうかで成功率に差が出ます。一括査定を行う際は、上記の視点を念頭に置き、複数の不動産会社の話を聞き比較・検討した上で進めましょう。
【ステップ3】媒介契約の締結
媒介契約には、複数の不動産会社と同時契約できるかどうか、売却活動の報告義務、契約期間などの違いで、以下3種類に分けられています。
一般媒介契約 | 専任媒介契約 | 専属専任媒介契約 | |
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他業者への同時依頼 | 複数社可能 | 1社のみ | 1社のみ |
自己発見取引 | 〇 | 〇 | × |
報告義務 | なし | 2週間に1回以上 | 1週間に1回以上 |
契約期間 | 原則なし | 3カ月以内 | 3カ月以内 |
レインズへの登録義務 | なし | 7日以内に登録 | 5日以内に登録 |
媒介契約は専任媒介契約がおすすめ
売却活動の報告も2週間に1度以上は義務とされていますし、専任媒介契約の締結に特典を付けている不動産会社が多いのもおすすめの理由です。ただし、その分失敗はできないため会社選びにはより慎重になる必要があります。
【ステップ4】一戸建ての売却活動
売却活動の際は、物件のアピールポイントを第三者の視点でまとめておくことが大切です。立地、面積、築年数、建物の状態、周辺の生活環境や、最寄り駅の雰囲気などもアピールポイントになります。主観・客観双方からのアピールポイントを総合的に見て整理しておくことが重要です。
売り出し価格の決定
いつまでに売却したいか、という期限の希望をしっかりと伝え、適正な売り出し価格を設定することを意識しましょう。
内覧対応と売却活動報告
一戸建ての売却を成功させるには、内覧者に良い印象を持ってもらうことも外せない要素となります。抜かりなく準備して、物件内覧は笑顔で迎えましょう。
思うように内覧希望者が集まらない場合は、売り出し価格などの条件がニーズに見合っていない、広告などでのアピール不足などが考えられます。売却活動報告の際に、不動産会社の担当者と相談し、対策を考えましょう。
購入申し込みと条件交渉
値引き交渉だけでなく、引き渡し時期やリフォーム工事などの条件も交渉材料に使われる場合があります。「ここまでなら譲れる」という下限値を担当者と事前に話し合っておくと交渉がスムーズになるでしょう。
【ステップ5】一戸建ての売買契約
売買契約時の注意点
仲介をする不動産会社でこの補償を補ってくれるサービスを付帯していることもありますので、事前に確認しましょう。
手付金の受け取りと仲介手数料の支払い
また、手付金を売買契約前に第三者機関に振込み、当日現金の持ち歩きが不要なエスクロー(取引保全)サービスに対応している不動産会社もあります。仲介手数料は半額を契約時に支払うのが通例となっています。
引渡しまでの準備事項
これは測量会社に依頼をして隣接地の立ち合いのもと復元作業を行う流れとなりますが、隣接地所有者と連絡が取れない場合やトラブルがあり、境界の立ち合いが出来ないケースもありますので、境界が無い場合には早めに測量会社に依頼するようにしましょう。
【ステップ6】一戸建ての引き渡しと確定申告
決済の流れと引き渡しのポイント
とくに注意が必要なのはネット銀行で住宅ローンを借りている場合です。メガバンクなどの場合には一括返済の予約が約3週間前までに行えば間に合いますが、ネット銀行の場合には1か月以上までに予約が必要なケースがありますので、事前に確認しましょう。
確定申告の注意点
売却益に応じて税金がかかることをお伝えしましたが、一定の条件を満たせば税金の特例控除を利用することができます。なかでもマイホームの売却時に適用できる「3000万円特別控除」を利用すれば、一戸建てを売却して得た利益が3000万円以下なら税金がかかりません。
詳しくは以下の記事を参考にしてください。
一戸建て売却を成功させるための5つのコツ
【コツ1】土地の権利や境界線は明確にしておく
【コツ2】内覧準備はしっかりと行う
そのためにも、事前に掃除や整理整頓をしっかりと行い、できるだけ清潔な環境にしておくことをおすすめします。また、以前暮らしていた人のことを気にする方も多いので、内覧当日は、明るく気持ちの良い対応を心がけましょう。
【コツ3】契約不適合責任に注意しよう
契約不適合責任とは、売買契約書に「隠れた欠陥や不具合については売り主が責任を持つ」と明文化されますが、任意の契約であり、免責期間を設けて取り交わされることが一般的です。契約締結前には必ず売買契約書に目を通し、買い主とのトラブルを避けるためにも、契約不適合責任について把握しておきましょう。
【コツ4】築年数に合わせて売却方法を検討しよう
そのため、築30年や40年が経っている戸建住宅を売却する際には、たとえば、修繕等の施しをせず、価格を大幅に下げてリフォームをしたい人に向けて売り出したり、建物を解体して更地にして売却したりといった工夫が必要です。売却する際は、築年数を鑑みながら売却方法を検討しましょう。
生活行動範囲では気付かなかったけれど天井や押入れの奥の方で発生している場合もあります。ご自身では気付きづらいところが多いため、気になる方は専門業者に相談してみましょう。
【コツ5】住み替えならスケジュールと資金を確認しよう
まとめ
スマイティの一括査定サービスはHOME4Uと提携 |
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HOME4Uの特徴は以下の3つ。 1.実績豊富な一括査定サイト 2001年開始の日本で初めての一括査定サービス。“最大6社”に一括で査定依頼が可能。 2.2,300社の企業と提携 実績のある大手と地域密着型の不動産会社等、様々な得意分野を持つ約2,300社と提携。 3.NTTデータ・スマートソーシングが運営 情報サービス事業で業界大手のNTTデータグループが運営。 |
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この記事の監修者
グローバルトラスト不動産株式会社 代表取締役/宅地建物取引士
三菱UFJ不動産販売、ソニー不動産(現SRE不動産)で主に居住用不動産の売買仲介を経験。その後、「透明性の高い不動産取引の仕組みをもっと世の中に広め、依頼を受けた顧客の利益を最大限追及する」ことを基本理念とし、2017年にグローバルトラスト不動産株式会社を創業する。
著書の「初めてでも安心!失敗しない家の売り方・買い方」はAmazonにてベストセラー3冠獲得。2か月後に増刷も決定。
住み替え先を購入して住宅ローンを新たに借りる場合には、住宅ローン控除を利用するケースがありますが、売却時の3,000万円特別控除と併用はできませんので、どちらか有利な方を選択するかたちとなります。売却益の譲渡所得税(実際に納税する税金)と住宅ローン控除の減税額を比較してどちらが有利か計算してみましょう。