英国発のマーケティングオートメーション(MA)ツール「Dotdigital(ドットデジタル)」を国内展開する日本法人・Dotdigitalは、KDDIを始めとした国内の有力企業の導入が加速しているという。グローバルで4000社以上の導入実績を誇り、豊富な開発リソースを生かし、国内向けの機能も大幅に拡充している。
Dotdigitalの英国本社は2009年にロンドン市場に上場している。メール配信ツールからスタートし、MAを実現できるCXDP(カスタマーエクスペリエンス&データプラットフォーム)に進化している。毎年、収益の10%以上を製品開発に投資し、機能を強化し続けている。
メール、SMS、LINE、アプリなど多様なチャネルで顧客とのタッチポイントを作り、外部ERP、CDP、CRMとの連携でデータのさらなる活用を実現する。直観的なUIや手厚いサポートも強みだという。
近年、メールと電話番号を統合した顧客データ管理や、AIによるマーケティングなどのアップデートを発表し、注目を集めている。
「導入企業さまから、『今まで届いていなかったメールが届くようになった』『ワン・トゥ・ワンマーケティングが簡単にできるようになった』といううれしい声をいただいている。導入事業者の『Dotdigital』経由の平均レベニューは前年比121%増となっている」(上崎理会子代表)と話す。
国内の代表的な導入事例であるKDDIは、導入から半年で数千万円の収益向上効果が出たという。
ECプラットフォームとしては、「Shopify(ショッピファイ)」「Salesforce(セールスフォース)」、「Adobe Commerce(アドビコマース)」などと連携しており、昨年11月のイベントでは「ecforce(イーシーフォース)」との連携も発表した。