DIFF差分とウィンドウ一覧ダイアログでファイル名がMAX_PATHぎりぎりだと落ちてしまう不具合の修正 #1413
Conversation
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✅ Build sakura 1.0.3111 completed (commit bd766fd3c6 by @usagisita) |
| @@ -239,7 +239,7 @@ void CDlgDiff::SetData( void ) | |||
| EditInfo *pFileInfo; | |||
| int i; | |||
| int nItem; | |||
| WIN_CHAR szName[_MAX_PATH]; | |||
| WCHAR szName[512]; | |||
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このままで問題ないと思いますが、あえて従来基準のアフォコメント付けときます。
_MAX_PATH(=260) を 512 に変える根拠はなんでしょうか？
事象の分析で「最大で _MAX_PATH + 30程度必要」と判断したのに、512としたのは何故？
512 = _MAX_PATH × 2 - 108 だと思うので、512の根拠が良く分かりませんでした。
また、最終的な値を 512 とするにしても、パス文字列の最大長(_MAX_PATH)に起因する値であるとわかる工夫をしておくのがベターだと思いました。
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512なのは、既存の似たような処理のダイアログ、ファイル比較だったかな、に合わせたからですからです。 |
これについて、調べてみたのですが、いくつかのサイトに言及があり、
と書かれていて、260文字までしか表示しない、仕様だそうです。 |
PR の目的
259文字のファイル名のファイルを開いて、ダイアログを表示しても落ちないで表示できるようにします。
カテゴリ
PR の背景
259文字のフルパスを持ったファイルを開いていると、DIFF差分ダイアログとウィンドウ一覧ダイアログを表示したときに、
セキュリティのバッファ長不足によるハンドラー呼び出しの例外で落っこちます。
PR のメリット
このケースでは落ちないようになります。
PR のデメリット (トレードオフとかあれば)
単純に配列長を伸ばしので、スタックを余分に消費します。
テスト内容
マイドキュメント配下、AppData以下の場合は「ファイル名表示」で短く表示する設定を削除ないしダミー文字を追記などして、無効にします。
「%Personal%」→「★%Personal%」のように書き換えます。
上の「長いパスの省略表示」を無効に設定します。
→フルパスがそのまま表示されるようになります。
もうひとつのサクラエディタで259文字のフルパスのファイルを開いておきます。
DIFF差分表示ダイアログを表示しようとすると、クラッシュします。
差分を適用してコンパイルし、再度表示してみると今度は落ちません。
ウィンドウ一覧ダイアログでも同様に、表示しただけで落ちます。
ローカル変数のバッファ長が[_MAX_PATH]になっています。
しかし表示には「アクセス用文字1文字」「セパレータのスペース」「フルパス」「 [UTF-8]などの文字コード」が
表示されるので、最大では_MAX_PATH+30程度は必要です。
PR の影響範囲
関連 issue, PR
参考資料