「新しいmacOSへアップグレードしてから、 (u)platex+dvipdfmx
でヒラギノフォントを埋め込めなくなって困っています 😢 」という方向けのアプリです!
TeX Live 2020以降、標準で (u)platex+dvipdfmx
でタイプセットしたときに埋め込まれる日本語フォントが原ノ味フォントになりました。
TeX Live 2020以降を標準でインストールした直後から、多ウェイトで原ノ味明朝、ゴシックが利用可能になっています。
- [改訂第7版]LaTeX2e美文書作成入門の付録DVD-ROM内のMac OS X用インストーラーから、
TeX Live 2016(第1刷)またはTeX Live 2017(第2刷)をデフォルト(
/Applications/TeXLive/Library/texlive/{2016,2017}/
)でインストールした方 - ([こ㊙こ㊙だ㊙けのナイショ話、]M㊙cTeXとそのお仲間であるB㊙sicTeXから、
TeX Live YYYYをデフォルト(
/usr/local/texlive/YYYY{,basic}/
)でインストールした方)
のうち、
- 手元のMac OSバージョンをOS X 10.11 (El Capitan), macOS 10.12 (Sierra), macOS 10.13 (High Sierra), macOS 10.14 (Mojave), macOS 10.15 (Catalina), macOS 11 (Big Sur), macOS 12 (Monterey), macOS 13 (Ventura), macOS 14 (Sonoma)にアップグレードした方。
- 上記のMac OSバージョンをアップグレード後、
(u)platex+dvipdfmx
でMac OSに同梱されているヒラギノフォントを埋め込めずに、どうすればよいか分からない方。 - TeX Liveのディレクトリ構成に関して、まったく分からない方。
- ターミナル.appなどのコマンドライン操作が苦手な方。
上記に該当する方で、同書籍の付録DVD-ROMからインストールされるTeX Live環境を引き続き利用しつつ、
(u)platex+dvipdfmx
でヒラギノフォントを埋め込めるようにしたい方は、本パッチをご利用になりますと、簡単に実現できます。
- 最新版
bibunsho7-patch-X.X-YYYYMMDD.dmg
を Releases - munepi/bibunsho7-patch からダウンロードします。 - ダウンロードした
bibunsho7-patch-X.X-YYYYMMDD.dmg
をダブルクリック、もしくは、右クリックより開くをして、dmgを展開します。 - 展開したdmgのフォルダ内にある
Patch.app
をダブルクリック、もしくは、右クリックより開くをして実行します。
Happy TeXing!
TeX & LaTeX Advent Caleandar 2017の8日目の記事として、本アプリの解説を簡単に載せました。
なお、本ページをWebブラウザで開きますと、一見の文章量に対してWebブラウザ内のスクロールバーがやたらめったら余裕がありますので、どうかお察しください☃
$ git clone --recursive https://github.com/munepi/bibunsho7-patch.git
$ cd bibunsho7-patch/
(必要に応じて、該当バージョンをcheckout: git checkout vX.Y)
$ sudo ./Patch.sh
なお、Patch.app
は、本アプリの仕様上、OS X 10.10 (Yosemite)以降でしか動作しません。
一方、Patch.sh
は、コマンドラインから直接実行すると、OS X 10.10 (Yosemite)未満でも動作するはずです。
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This program is licensed under the terms of the MIT License.
Munehiro Yamamoto https://github.com/munepi