JJY Simulator for M5Atom Lite/Matrix
M5Atom Lite, M5Atom Matrix で動作する標準電波(JJY)シミュレータ
M5Atom で電波時計のための JJY もどきを生成します。JJY が届かないところにある電波時計の時刻合わせができます。Wifi 経由 NTP で時刻を取得し、GPIO から JJY 信号を出力します。
解説記事: https://qiita.com/BotanicFields/items/a78c80f947388caf0d36
以下の版数で動作を確認できました。最新版数でコンパイルに失敗したり動作しない場合、ネットの情報などを探して古い版数にするなどの対処が必要になります。
- 1.8.19 (Windows11)
- M5Stack by M5Stack official version 2.0.2
- M5Atom 0.0.8
- FastLED 3.5.0
- WifiManager by Tablatronix 2.0.9-beta
送信にはアンテナが必要です。GPIO22 と GND 間に 1kΩ 程度の抵抗を途中に挟んで 1m 程度の電線を接続して実験できます。電線を電波時計の至近距離に這わせると、電波時計が電線からの磁界を受信してくれます。
M5Atom に接続可能なプリント基板を製作しました。
回路図 https://github.com/botanicfields/BF-018A/blob/main/bf-018a_scm.pdf
プリント基板 M5Atom Lite を搭載 M5Atom Matrix を搭載
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電源投入またはリセット後、まず Wifi 接続の動作に入ります。
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Wifi 接続が完了後、NTP で日時を取得し、標準信号の送出を開始します。
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JJY 信号送出中を内蔵 LED でモニターできます。
青: 40kHz 信号の送出中を示します。
赤: NTP による時刻取得に失敗すると点灯します。
黄: Wifi 接続が切れると点灯します。(赤+緑)
M5Atom Matrix では、0 番の LED のみを使用しています。
動作の様子 https://youtu.be/4Soobp9k9r0
WiFiManager を使用しています。使い方は、WiFiManager の説明を参照ください。
https://github.com/tzapu/WiFiManager
ボタン で LED による JJY 信号送出モニターをオン・オフできます。