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akaza-im/akaza

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ibus-akaza

Yet another kana-kanji-converter on IBus, written in Python.

統計的かな漢字変換です。そのうち、機械学習に切り替えるかも。未定。

注意: もともと、Python で UI を書いて、 C++ でロジックを書いていたのですが、全面的に Rust で統一してみようかなと思って現在フルで書き直している途中です。ので、思ったより動かないです。2023/01 中には一通り UI が動くようにしたいです。

モチベーション

いじりやすくてある程度UIが使いやすいかな漢字変換があったら面白いなと思ったので作ってみています。 「いじりやすくて」というのはつまり、Hack-able であるという意味です。

モデルデータを自分で生成できて、特定の企業に依存しない自由なかな漢字変換エンジンを作りたい。

特徴

  • UI/Logic を Rust で書いてあるので、拡張が容易です。
  • 統計的かな漢字変換モデルを採用しています
    • 言語モデルの生成元は日本語 Wikipedia のみをベースとしています。
      • 形態素解析器 Vibrato で分析した結果をベースに 2gram 言語モデルを構築しています。
      • 利用者の環境で、1から言語モデルを再生成することが可能です。
      • そこそこのマシンパワーとディスク容量を必要とします。
  • ユーザー環境で、利用者の変換結果を学習します(unigram, bigramのスコアを学習します)

Dependencies

Runtime dependencies

  • ibus
  • marisa-trie

Build time dependencies

  • rust

Install 方法

ibus-akaza をインストールしてください。

cd akaza-data/ && make && sudo make install
cargo install --path ibus-akaza/
sudo rustup stable
cd ibus-akaza && make && sudo make install
ibus restart

注意

akaza-data の生成には wikipedia の全データの展開および解析が走るので 1時間ぐらいはかかりますしディスク容量も 100GB ぐらいは余裕が必要です。 生成されたモデルデータを github actions で構築してファイルをリリースできるようにしたいと思っています。が、まだできてません。

設定方法

config.yml

この機能は現在未実装です

XDG の設定ファイルディレクトリ以下、通常であれば $HOME/.config/ibus-akaza/config.yml に設定ファイルを書くことができます。

設定可能な項目は以下のもの。

  • ローマ字変換テーブルの上書き
  • ユーザー辞書の設定

サンプルの設定は以下のような感じになります。

# ライブ変換モード
live_conversion: True
romaji:        # ローマ字変換テーブル
  la: ら
user_dicts:    # ユーザー辞書の設定
  - path: /home/tokuhirom/dotfiles/skk/SKK-JISYO.tokuhirom
    encoding: utf-8

設計方針

  • モデル
    • モデルは 日本語 wikipedia 等から自動生成されて、誰でもチューニング可能なようにしたい。
    • 現状、@tokuhirom は、 Wikipedia から生成された言語モデルで割と満足しています。
    • anthy よりも変換精度が高い気がしています
  • クローラーの提供
    • (未実装) ユーザーが自分でクローラーを走らせることにより、言語モデルのトレーニングができるようにしたい。
  • なにか面白い改善方法が思いついたら、fork して実装できるように。
    • 改造しやすい IME をめざす。
  • 辞書のメンテや実装において、品詞を扱わなくてもよいようにした

Roadmap

  • 一通り開発者自身が使っていて違和感がないようなレベルまで持っていく
  • コスト計算のチューニングを可能なようにする
  • 統計的かな漢字変換をベースにしていくのか、構造化SVM ないし 構造化パーセプトロンベースにしていくのか
  • あるいは RNN を採用するのか、他の方法で共起コストを入れるのか
  • ドキュメントを整理する

See also

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