2022/11/05 - 2022/11/05
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たびたびさん
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佐賀バルーンフェスティバル2022は、2022年11月2~6日の5日間。ただ、夜のスケジュール「夜間係留」があるのは最後の2日間だけなので、5日に訪ねることにした次第。
そういうことで、本日の全体スケジュールは以下の通りのフル規格。朝、昼、晩と一日楽しめるイベントになっていますが、さすがに一日はきつそうなので、途中、以前から気になっていた多久聖廟の方の観光も入れることにして、朝の「競技フライト」、昼の「バルーンファンタジア」、日が暮れた後の「夜間係留「ラ・モンゴルフィエ・ノクチューン」」の三つを拝見しました。
7:00~ 競技フライト
9:00~ バルーンファンタジア
11:00~ ホンダトライアルバイクショー
13:00~ 気球教室
15:00~ 競技フライト
18:30~ 夜間係留「ラ・モンゴルフィエ・ノクチューン」
間近で見るのは、今回が初めてでしたが、やっぱり佐賀バルーンフェスティバルいいですね。期間中の来場者は85万人だったということですが、会場近くには臨時の駅、JRバルーンさが駅が設けられていて、これならアクセスは申し分なし。会場も河川敷を見下ろす広大な芝生の堤防がそのまま観客席となっていて、まだまだ十分なキャパがありますね。そして、はるか地平線まで見渡せる視界の広さに、ほどよい風が吹く自然条件にも恵まれているようで。
早朝から始まった競技フライト。真剣勝負の競技ではあるのでしょうが、無数の多彩なバルーンがのんびりと秋晴れの青い空に浮かび漂う姿は迫力もあり、優雅さもあり。眺めているだけで気分がすっきり軽やかになりました。観客との触れ合いのバルーンファンタジアの方も、すぐ目の間という距離の近さは意外に新鮮。キャラクターもののバルーンの面白さも悪くないですね。そして、ラストの夜間係留。バーナーオン!の掛け声で一斉にバーナーが点火されると暗闇に明るい火の玉になったバルーンが浮かび上がる。バックのミュージックに合わせてのパーフォーマンスもとても効果的だと思います。こうして、朝、昼、夜それぞれに楽しめるフェスティバル。大人も子供も楽しめるし、このスケール感や爽快感は他ではなかなか味わえないものではないかと思います。
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佐賀市内のホテルで前泊。始発の臨時列車、佐賀駅発5時24分バルーンさが駅着5時31分で会場に向かいましたが、佐賀駅ではもう大混雑。すし詰めの列車だったのにはちょっとびっくりでした。
まあ、様子が分からなくて、競技フライトの7時に間に合うようにと思っただけですが、さすがに早すぎたかなあ。屋台の方はもう準備を始めているようですけど、まだこんなに暗いです。 -
ゲートを入って、会場内へ。
堤防の方に座ってしばらく開始を待ちましょうか。 -
だんだん明るくなってはきましたけど、まだまだ早朝。
朝もやみたいな中にバルーンが少しづつ立ち上がってきました。 -
陣取った堤防からすぐ目の前には見えているんですが、どうでしょう。
せっかくなのでもう少し近づいてみましょうか。 -
やっぱりこっちの方が臨場感があっていいですね。作業をしている人の姿もはっきり分かります。
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そうこうしているうちに、飛び立つバルーンが。。
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あ~れ~今飛び立ったばかりなのに、一気に上昇してもうあんな高いところです。
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こちらでも一機漂ってますね。
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イチオシ
と思ったら、すごいすごい。
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次々と飛び立ちます。
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いいシャッターチャンスを狙おうと思ったのですが、
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イチオシ
意外にそんな余裕はないですね。
ゆっくりのようでいて、意外にバルーンの動きは早いんです。 -
さっき飛び立ったと思ったら、一気に上昇して高く高く上がっていく。
想像していたより、ずっと展開が早くてけっこう一瞬の出来事です。 -
そして、後続がまた追いかけるように上昇していく。
いやいや、これで終わりだとちょっと寂しいじゃないですか~ -
ただ、別のエリアだとこちらは低空飛行。
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どうかすると堤防のすれすれくらいの低空を漂います。
これはいい感じ。落ち着いて眺めれますね。 -
イチオシ
けっこうな数が重なり合ってますけど
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さすがに少しづつばらけてきましたかね。
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どっちにしても、ゆっくり動いているようでいてこちらも次々と場面は変わっていきます。
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つまり、低空で待機しているように見えますけど
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イチオシ
もしかしたら、いい風を待っているのかな。
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頃合いを見て
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上昇を始めます。
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だんだん豆粒みたいに小さくなっていきますよ~
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イチオシ
ぷかり、ぷかり。
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いい風に乗れたでしょうか。
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気が付くと
風に流されて先行グループはかなり遠くに行ってますね。 -
それを追いかけて
後続グループも続きます。 -
と、一機のバルーンがやってきました。たぶん、このバルーンは違うスタート地点からやってきたもの。
放送で説明があって、これからゴールを狙ってマーカーを落とすんだとか。ぎりぎりまで近づいていって、今落としましたよ~ -
もう一機やってきました。
堤防の背後から一気に低空飛行。 -
目標地点まで駆け下りて、マーカーをほとんどドンピシャの地点に投げ落としました。大きな喚声が上がって、お見事です。
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さて、こちらを飛び立った一団は、まだ空中散歩の最中。
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日が高くなってきて、青い空に芥子粒を蒔いたように散らばった状態ですね。
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イチオシ
どこを目指しているのかよく分かりませんが、
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眺める分には、これでけっこうけっこう。
いい眺めですよ~
御達者で~ -
バルーンを見送って、少し会場内を移動。
これはさっきのゴール地点。芝生の中に審判員が何人か集まっています。 -
堤防の観客席の方もだんだん埋まってきましたけど
とにかく広いですからね。まだまだ全然余裕です。 -
さて、会場では
バルーンファンタジアの方が始まるみたい。
柵が開放されて、中に入って行きますよ~ -
バルーンファンタジアではバルーンを立ち上げる作業を見せたり
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空に浮かせてもロープで地上とつないだまま。
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イチオシ
同じ場所でとどまっているので、
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こちらは自由に散策しながら、
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あちらから眺めたり、こちらから眺めたり。
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観客を乗せてくれたりもあるんですが、高いところが苦手な私にはちょっと無理ですね。
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バルーンはそれぞれ個性を競っていますが、
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それぞれが唯一無二の存在。
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チームの思いが詰まっているバルーンです。
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一方で、キャラクターバルーンもたくさんあって、
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ヤクルトや
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くまモン、
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佐賀ではお馴染みの戎さん、
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ディズニー系に
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蛸入道や
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イチオシ
みかんちゃんかな。
ちょっとおふざけみたいな先入観もなくはなかったですが、それなりに見ごたえがあるし、こうして青い空をバックにするとまた面白さが増すように感じます。
さて、バルーンフェスタの方はここで中断して、多久の方に移動します。 -
バルーンさが駅から多久駅に到着。多久駅から多久聖廟へはコミュニティバスなんですが、待ち時間がけっこうありますね。
では待ち時間を利用して、多久駅の横に建つ多久市のまちづくり交流センター、あいぱれっとで昼飯を食べましょう。 -
こちらは、カフェやボルダリングの体験ができるキッズコーナー、図書館などを備えた複合施設。多久は多久聖廟の辺りが古くからの市街なので、多久駅周辺はあまり栄えていないのですが、この施設があってなんとか潤いや賑わいが感じられる。そんな存在かなと思います。
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カフェでいただいたのは日替わりランチ。気持ちのよい明るいカフェでした。
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コミュニティバスで多久の旧市街に到着。
バス停からは少し歩いて行った先。 -
山のふもとにあって、聖廟を中心に一帯は国の史跡に指定されていて、美しい公園のような雰囲気です。
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入り口から奥へ。
孔子像を過ぎて -
緩い坂を上っていきます。
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あ、見えてきました。
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イチオシ
ほ~
想像していたよりもかなり立派ですね。
この多久聖廟は、佐賀藩2代藩主、鍋島光茂の三男で、後に多久鍋島家の4代当主となった多久茂文が教育振興を目的として建立したもの。施設の中心、東原庠舎は、武士だけでなく、一般庶民も学べる学校だったということです。 -
聖廟は孔子を祀るものですが、教育機関の一部のような側面もありますからね。
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ところで、多久鍋島家というのは初耳ですが、武雄にも武雄鍋島家というのがありましたから、こちらも鍋島の姓を家臣に与えたものの一つでしょう。ただ、調べるともともとは戦国大名、龍造寺隆信の実弟長信を祖とする家柄。鍋島家からするとむしろ本家筋なのですが、そこに息子を養子に送り込んで取り込んだのは苦心の策かもしれません。
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多久聖廟展示館の方もちょっと休憩がてらもあって訪ねてみました。
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多久聖廟の歴史ほか、パネル展示は四季折々の美しい風景や伝統の行事など迫力ある内容。
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多久聖廟は建物が残っているだけではなくて、今でもちゃんとその精神は生きていて地域に根差していることがよくわかります。
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儒教を基本にした教育は江戸期だとむしろ一般的だったと思いますが、ただ、それが現在までその薫陶あるいは伝統かな。こうして脈々と続いているのは珍しいことのように思います。
多久茂文の遺徳やそれを引き継いだ先人たちの思いがいかに強かったか。想像に余りあるものがありますね。 -
多久市物産館 朋来庵は、多久聖廟に入っていく入口そば。
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ちらり拝見すると
地元の菓子とかのお土産品のほか、多久聖廟にちなんだ学業のお守りとか合格だるま、合格〇〇の類までそろっていて、ちょっと変わった雰囲気もあるにぎやかさ。観光案内所の看板もありました。 -
多久聖廟から、今度は西渓公園に向かいます。歴史の散歩道は、その途中。「多久の原始」から始まって「多久の古代」「多久の中世」「多久の近世」「多久の近代」と続いて、多久の歴史を紹介すパネルが並びます。
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東原庠舎に学んだ人の辺りは一番詳しくて、その辺りが多久の自慢の時代なのがよくわかります。
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少し先には御屋形広場。特徴的な茅葺のあづまやに
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これはかつての町割りです。
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さらに進んで、これは多久八幡神社。
多久の祖、多久太郎宗直なる人物が、鎌倉の鶴岡八幡宮の若宮八幡を勧請して建てたと伝わります。 -
本殿は少し高い場所。そこに至る参道の入り口には太い石造りの鳥居があって、けっこうな年代物かな。重々しい。境内にある三本杉は八幡神社の創建時からのものだということでそれも見どころとなっています。
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多久神社は、その隣り。
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本殿はかなり傷んだようにも見えますが、境内には神社の歴史説明も。
「元亀元年(1570)竜造寺長信は梶峰城に入城。嫡子安順から多久姓に改めて、その子孫は
明治初年まで多久を領有した。弘化元年(1844)十一代領主茂族は、長信の居住した通称天理様御屋敷と呼ばれるこの地に、先祖への報恩と子孫の繁栄を願い、始祖竜造寺家兼と長信、多久安順を祭神として梶峰神社を創建し、宗廟とした云々」
そういう意味だと多久の歴史とともにあった神社。このまま朽ちないように願うばかりです。 -
多久神社から西渓公園の方へは直接山を下って出ることができました。
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この公園は、江戸時代、多久邑家老、女山多久家の屋敷跡。
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その後、大正期になってから、多久出身の石炭王、高取伊好が格調高い山水公園として手を加えました。
芝生の広場の奥に池を備えた日本庭園風のエリア。そこからは裏山に続いていて、紅葉の森となっています。よく手入れが行き届いて、美しいですね。 -
この銅像が高取伊好かな。
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そして、園内には、多久郷土資料館、先覚者資料館、歴史民俗資料館の三つの施設がありまして。
まずは、多久郷土資料館へ。 -
古生代、中生代、新生代とか地球の歴史みたいなところから始まって、多久の歴史も解説。
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塩町町常在寺四国八十八尊展という町外者にとってはマニアックなテーマもやっていて、正直ちょっと気持ちを乗せるには難しかったかな。
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先覚者資料館は多久郷土資料館の建物に併設されている施設。
多久で学び、人材輩出となった人物として、高峰譲吉や辰野金吾を紹介。ベースとして漢学に慣れ親しんでいることがそこからの新たな成長にもつながっていったということでしょう。多久聖廟を創設した多久茂文も草葉の陰でしてやったりと思っているかもしれません。 -
歴史民俗資料館は、多久郷土資料館の隣りで一番奥の別棟。
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展示品は地元にあった生活用品や農作業の道具などでよくある感じに思いましたが、一部、炭鉱の関係のコーナーがあって、それはちょっと新鮮。九州の炭鉱は筑豊や三池とかに限らず各所にあったことを改めて実感しました。
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少し河原の方にも出てみましたが、
見渡す多久の集落は全体がいい気に覆われているような感じ。多久聖廟ができて聖地化しているという反面、もともとそうした運気を持った土地だったのかもしれません。 -
バス停の方に戻ってきました。
専称寺は、多久市立病院の前なので市街の中心といった場所。 -
市街にあっても境内にはこんもりとした森があって落ち着いた雰囲気。穏やかに歴史を伝えるお寺です。
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というのも、境内に少弐政資・資元の墓というのがありまして。
この少弐政資は肥前、筑前、豊前、壱岐・対馬を支配していた守護大名。鎌倉期、室町期は少弐氏の時代といっていいでしょう。しかし、戦国期に入ると劣勢。大内義興の大軍に敗れ大宰府を追われた後、この辺りで自害したということです。その大内氏も陶氏に滅ぼされるとその空白を埋めたのは大友氏。少弐氏以降は、太宰府を中心とするまとまった勢力は出現していないので、そういう意味だと少弐氏はもう少しそれなりの評価があってもいいんですけどね。 -
多久から、再び、バルーンフェスティバルの会場に戻ってきました。
観客も相変わらず多いですね。 -
さて、夜間係留「ラ・モンゴルフィエ・ノクチューン」。
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準備が進んで
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それぞれバーナーの調子を確かめたりして、
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そろそろスタンバイかな。
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会場に司会者の始まり宣言が大きく響いて
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音楽も鳴り出しました。
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乗ってきたところで
「バーナーオン!」の号令がかかると
一斉にバーナーが全開されて、バルーンは光の塊になって夜空に浮かび上がります。 -
ゴー、ゴー。ボワボワ、ボワー。
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バーナーの音も響いて
会場は熱気に包まれます。 -
イチオシ
昼の鮮やかなバルーンもいいですけど
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夜のバルーンもまた雰囲気がありますね~
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ゴー、ゴー。ボワボワ、ボワー。
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ゴー、ゴー。ボワボワ、ボワー。
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会場の通路を移動しながら見れるので、その自由さもまたいいですよね。
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さて、広島へ帰る最終便の時刻が迫ってきました。
これだけのお客さん。一斉に帰ったら駅はかなり混むでしょう。
乗れなくなっては一大事。少し早めに退散します。
四日間の旅、お疲れさまでした。
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この旅行記へのコメント (2)
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- たらよろさん 2023/08/01 20:35:31
- 佐賀バルーンフェスティバル
- こんばんは、たびたびさん
いつか行ってみたい…
佐賀バルーンフェスティバル。
もっといっぱいの人で、見るのも大変なほどの押し合いへし合いをしながら見るのだと思っていたので、広い観客席ということもあって、
ゆとりある場所で見られるのは素晴らしい。
それを聞いて俄然見に行きたくなりましたー。
メルヘン☆
って感じがぴったりのバルーンたちですねー。
たらよろ
- たびたびさん からの返信 2023/08/01 21:24:42
- RE: 佐賀バルーンフェスティバル
- はい、是非行ってみてください。
小千谷とか一関のバルーンフェスティバルにも行ったことがありますが、すべての点で佐賀のバルーンフェスティバルは優れていると思います。
今回は、合間に多久に行っていますが、普通なら佐賀市内に戻って、お昼はシシリアンライスとか。佐賀牛もありますし、食の方でもけっこう楽しめると思います。
たびたび
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