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【災害医療支援】被災地にすぐに医療を届ける! 助かるはずの命を守るプロジェクト

カテゴリー:災害 

main_img 達成

寄付金額 2,141,850

214.1%

目標金額:1,000,000

達成率
214.1%
支援人数
29
終了まで
受付終了

広島県神石高原町(ひろしまけん じんせきこうげんちょう)

寄付募集期間:2024年7月1日~2024年9月29日(91日間)

広島県神石高原町 × 特定非営利活動法人(認定NPO)ピースウィンズ・ジャパン

プロジェクトオーナー

認定NPO法人ピースウィンズ・ジャパンが運営する空飛ぶ捜索医療団"ARROWS"は、広島県神石高原町に拠点を置き、大規模災害の被災地にいち早く駆けつけ、救助・救命活動を行う、医療を軸とした災害緊急支援プロジェクトです。
航空機やヘリコプター、船などの輸送手段を活かし、医師や看護師、レスキュー隊員、災害救助犬などの支援チームが被災地に赴きます。

治療が間に合えば救えたはずの命「未治療死」や、災害から生き延びた命を脅かす「災害関連死」を防ぐために、日を追うごとに変化する被災状況に併せて各チームが一丸となり避難所運営への支援や復旧・復興支援を行っています。

令和6年能登半島地震

支援活動を継続中

2024年1月1日(月)16時10分、「令和6年能登半島地震」が発生した直後に緊急支援チームが本拠地である広島県神石高原町から石川県珠洲市に向け出動しました。
翌2日早朝に震源に近い石川県珠洲市内に到着後、その足で捜索救助活動を開始。捜索・救助活動に奔走しました。
発災から5ヵ月までの支援活動の様子をダイジェストでご紹介します。

命に迫る「72時間の壁」。安否を心配する家族が見守る中、決死の捜索・救助活動

一般的に被災後の3日を過ぎると生存率が著しく低下するとされる「72時間の壁」が迫る中、災害救助犬「ロジャー」とハンドラーを含むレスキューチームが、駆けつけた石川県珠洲市内で捜索活動を行っていました。
1月2日、倒壊していた別々の家屋から2名の要救助者を発見。翌日以降も連日捜索活動を継続し、行方不明の方の安否を心配したご家族やご友人が倒壊家屋のそばで見守る中、現場では複数名を発見しました。

被災地到着後、医療チームは即座に市内の総合病院を訪問。避難所から沢山の患者さんが来院しており、院内の状況は大変混乱していました。そこで私たちは病院の機能不全の防止と避難所で苦痛を訴える方を早期処置し「未治療死」や「災害関連死」を防ぐために、複数の避難所で一角をお借りして臨時診療所を開設し医療支援を行いました。

124時間後の生還

発災から「72時間の壁」も優に超えた約124時間後の1月6日(土)17時ごろ、緊急消防援助隊から「珠洲市内にて倒壊した家屋に埋もれている女性あり」との連絡が入り、空飛ぶ捜索医療団の医師・看護師らが急いで現場に駆けつけました。発見されてからおよそ3時間。医師らがクラッシュシンドロームの危険性を抑えための特殊な処置を行いレスキュー隊が救出、病院に搬送されました。

引き続き石川県珠洲市現地での支援活動を続けます

被災地では徐々に、仮設住宅への入居も始まりましたが、一部の地域ではまだ仮設住宅の建設が完了していない地域もあるなど、不自由な生活を強いられています。
避難所で暮らし続けている方、自宅で避難している方、仮設住宅で暮らし始めた方、それぞれに課題が山積しており、順調に復興に向かっているとは言い難い状況が続いています。私たちは、物資支援に限らずこれまで培った災害支援の専門知識を活かし、様々な状況に応じた支援を引き続き続けてまいります。

空飛ぶ捜索医療団"ARROWS"の体制、これまでの活動

私たち空飛ぶ捜索医療団は、医師や看護師、レスキュー隊員、災害救助犬やロジスティクスなど各専門分野のプロフェッショナルが一つのチームとなり、被災地に支援を届ける民間組織です。災害発生からいち早く、ヘリコプターや航空機、船などを駆使して被災地に出動し、医療を軸とした救助・救命活動を行っています。

日ごろは、本部を置く広島県神石高原町にある「へき地診療所」に医師や看護師らを派遣し、訪問看護などを展開し、日本国内各地で深刻な社会課題となている、へき地において医療従事者不足の解決に向けて取り組んでいます。今後はこの取り組みをモデルケースとして構築し、今後は深刻な医師不足に悩むほかの地域への展開なども目指しています

【大規模災害】緊急支援への体制、機動力の強化を図る

大規模災害時には被災地域周辺の医療機関が機能不全に陥るおそれがあるため、私たち空飛ぶ捜索医療団は移動式の病院「フィールドホスピタル(野営病院)」の運用を目指し、他の民間団体や医療機関、企業など多機関と連携して、実際の運用に向けた整備・訓練を進めています。

災害医療支援船の本格運用

陸路やヘリコプターによる機動力に加えて、民間日本初の災害医療支援船 “Power of Change(PoC)” を導入しました。船内では患者の診察や一時避難をはじめ、大量の支援物資の運搬など一度に多角的な支援を届けることが可能になるよう、整備を進めています。

これまでの主な出動記録

東日本大震災以降、空飛ぶ捜索医療団の前進となる災害支援チームから、私たちはほぼ全ての激甚災害に出動し、支援活動を実施してきました。
予測される災害に対して発災前から対象地域に入って防災に取り組むことや、行政の支援が行き届かない地域や自主避難所などにも支援を届けるなど、民間団体ならではの柔軟な機動力を持っています。
また日本国内のみならず、ロシアからのウクライナ侵攻では隣国モルドバに仮設診療所を設置。2023年のトルコ・シリア地震、ハワイ・マウイ島山火事や2024年4月に発災した台湾花蓮地震など数多くの被災地に緊急支援チームを派遣し、捜索・救助活動、医療、物資支援活動にあたりました。

2018年~西日本豪雨被害支援活動

220人以上の方が犠牲になるなど、岡山県・広島県・愛媛県など広範囲に甚大な被害をもたらした西日本豪雨。
被災地に駆けつけた緊急支援チームは、洪水により浸水し機能しなくなってしまった病院からボートやヘリコプター2機を使い、酸素吸入が必要な心不全患者ら19人を安全な医療機関まで搬送しました。

2019年~台風19号被災者支援

2019年10月伊豆半島に上陸した台風19号による被害を受け、翌日朝から長野県長野市に出動し、停電した2つの病院からDMATなどと連携して240名の患者を他の医療機関に緊急搬送しました。

2020年~新型コロナウイルス感染症緊急支援

日本で感染が広がる前の2020年1月末に中国武漢市へ緊急支援を開始して以降、病院や高齢者福祉施設への医療物資支援、医師などが現場に赴き実際に支援の手を届けるなど、人的支援を実施。これまでに国内外問わず4300カ所以上に支援を届けました。

皆様のご寄付が、次なる災害医療支援に役立てられます。

寄付金の使い道

◆能登半島地震の支援活動を継続

令和6年能登半島地震では未だに避難所での暮らしを強いられています。「通水」とされている地域でも各家庭の水道設備の修理工事が大幅に遅れ、上下水道が使用できない家庭あるなど、あらゆる支援を必要としています。
空飛ぶ捜索医療団は今後も被災地に駐在スタッフを配置し、一日も途切れることなく支援活動を続けてまいります。

◆災害に本当に必要とされる支援を届けます

災害時には食料や水、さらに医療や捜索救助活動など、本当に必要とされるものは刻一刻と変化します。
いち早く駆けつけて、機動力を活かした柔軟な活動ができる私たちだからこそ、被災地で本当に必要とされる支援を届けます。

◆資機材などの調達・維持を行います

医療機器やレスキュー資機材、支援物資を日ごろから準備・メンテナンスしています。
船舶やヘリコプターなどの機動力の維持や野営病院の運営に向けた体制強化など、予測されている大規模災害での実際の支援を想定した支援体制を強化します。

◆医療を通じ、安心して住み続けられる地域づくりを

へき地の病院・クリニックの応援を継続。オンライン診療・オンライン面会、訪問看護などにも取り組み、地域の人々の健康を守ります。

また、目標金額以上にご寄付が集まった場合も、目標を達成しなかった場合でも、空飛ぶ捜索医療団"ARROWS"の支援活動における、上記のご寄付使い道に充て、大切に活用させていただきます。

皆さまへのメッセージ

空飛ぶ捜索医療団プロジェクトリーダー 稲葉医師から

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

お礼の品一覧

  • 2024年10月24日 10:00

    ふるさと納税を通じてご支援を賜り、誠にありがとうございました。

    9月21日発生した「令和6年奥能登豪雨」の被害にあった地域では、流れ込んだ土砂や流れてきた大量の枝木を道の脇に集める作業などが、被災地の各所で続けられています。水害の発生から約2週間が経ったこの日も珠洲市では雨天が続き、さらなる土砂災害などへの警戒が続いています。
    ふるさと納税を通じた皆さまからの迅速なご寄付に、空飛ぶ捜索医療団スタッフ一同、心からお礼申し上げます。

    “二重被災”ではなく“多重”被災。能登半島で重なる自然災害
    多くの人は、今回の災害を“二重被災”といいます。しかし実は、2023年に発生した地震からの復興途中でもありました。

    2023年5月に発生した「令和5年奥能登地震」では、石川県能登地方を震源としたマグニチュード6.5の地震が発生。特に珠洲市では、最大震度6強を観測しました。これにより1名の尊い命が犠牲になり、負傷者は30名以上、500棟を超える家屋が損壊し、局地激甚災害に指定されるほどの甚大な被害をもたらしました。
    そして、この災害によって損壊された家屋の「公費解体」の申請期限は、2024年1月31日(水)。つまり、地道に復興へと進んでいた中で「令和6年能登半島地震」は発生し、さらに先日「令和6年奥能登豪雨」が襲い掛かったのです。

    何度も何度も、心が折れる経験をし、それでも立ち上がり前を向いて歩んでいた被災地の人々の心境は察するにあまりありません。

    私たちが継続している戸別訪問では、健康相談や生活上での困りごとなど、被災者の方々の状況に応じて、あらゆる支援を行っています。
    珠洲に残りたい、ここで暮らし続けたいという気持ちは、大きく強いものです。ある方は「都会はなんでもあるかもしれないけれど、自分にできることがない」と、話してくださいました。
    珠洲の人々が抱える葛藤や苦悩、そしてそのなかで生まれる希望。豪雨の爪痕が残るなかでも人々は、この地で畑を耕したり、海とともに生きたいと切に願い、一歩一歩、前に進もうとしています。
    現在の主な支援活動のまとめ

    ・仮設住宅への家電支援
    ・豪雨災害に伴う水・食料、生活用品などの物資支援
    ・保健福祉の観点での戸別訪問
    ・地元医療機関との連携による健康相談
    ・行政と各支援団体の連携サポート
    ※被災者への支援は在宅避難・避難所・仮設住宅を問わず行っています。

    行政でしかできない取り組み、私たち民間だからこそ実行できる取り組みが、歯車のようにかみ合うことで、より一層被災地を取り巻くあらゆる課題に向き合い支援を届けることができると考えています。これからも誰一人として取り残さない支援を届けてまいります。
    引き続き、支援活動に関心をお寄せください。

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  • 2024年07月12日 08:00

    【令和6年能登半島地震】から半年。現在の被災地の様子と活動レポート

    ふるさと納税を通じて空飛ぶ捜索医療団の災害支援活動に温かいご支援をいただき、誠にありがとうございます。

    「令和6年 能登半島地震」の発生から半年が経過しました。空飛ぶ捜索医療団は珠洲市内を拠点に、現在も看護師をはじめとした支援チームが活動にあたっています。
    街では、道路の復旧か進み、お店も徐々に営業を再開しはじめていますが、その一方で、がれきが撤去されていない地域や、未だに断水が続いている地域など、被災地にはまだ多くの震災の傷跡が残っています。

    被災者に寄り添った支援を続けてきたからこそ見えてきた、現在の被災者を取り巻く課題や状況をお伝えします。

    ●行政職員も被災者。共助の力で支える
    珠洲市では、全人口のほとんどの住民が被災しました。これは、被災者を支える行政の職員の方も例外ではありません。また被災による人口流出は、被災者を支えるマンパワーの確保にも大きく影響しています。

    私たちは、発災直後から市が運営する「保健医療福祉調整本部」の立ち上げから運営までをサポートし、現在も社会福祉協議会が運営する支援チーム「ささえ愛センター」と連携して戸別訪問やコミュニティ支援などを続けています。

    【避難所支援】遅れる仮設住宅の建設。未だに避難所生活の住民も。
    珠洲市内の避難所は現在も25カ所開設されており、合計370人以上の被災者の方々が不自由な暮らしを強いられています。
    私たちは、市が避難所として指定している「指定避難所」、住民たちが集会所などに自主的に集まり暮らしている「自主避難所」など、形態にかかわらず、管理運営を行っているそれぞれの自治体から日々の運営に関わる課題のほかにも些細な問題などの相談を受け、必要に応じて物資支援なども続けています。
    【仮設住宅支援】入居後の「孤立」を防ぐ
    仮設住宅への入居によって日常に落ち着きを取り戻せる半面、震災で目の当たりにした悲惨な記憶が蘇ってしまったり、将来への不安に対して独りで悩みを抱えてしまうことで、深刻な精神疾患や持病の悪化を招いてしまうおそれがあります。

    最悪のケースでは、悩みや身体の不調を訴えることが出来ないまま、人知れず自ら命を絶たれてしまう場合(災害関連死)も少なくないことが、過去の災害からも明らかになっています。(参照:厚労省|東日本大震災仮設住宅住民における自殺念慮の疫学調査)

    空飛ぶ捜索医療団の看護師は地域医療の知見も活かし、保健医療福祉の観点を軸にした生活相談にも定期的に取り組んでいます。「眠れていますか?」「持病の通院には通えていますか?」と近況を伺い、ときには血圧測定を行ったり最近の困りごとを伺うなど、生活環境の変化で起こりがちな不調にスタッフが気が付けるよう直接出向いて対話を重ねています。

    【自宅避難者支援】戸別訪問で見えた格差
    「全壊」や「半壊」と判定され、国などから出る補助金などの公的制度がいくつかありますが、その制度の対象外となった世帯、つまり制度から漏れて公費の補助がなく、自力で復旧・修復を余儀なくされている世帯(準半壊や一部損壊)は、珠洲市内だけでも約5,000件存在しています。
    その世帯ごとの経済状況や家庭環境は様々あり、抱える事情により復旧・修復作業や手続きを行うこと自体が容易なことではありません。
    空飛ぶ捜索医療団の看護などの現地スタッフが、市や社会福祉協議会が運営する「ささえ愛センター」と連携して被災状況などを把握し、住民が戸別に抱えている課題への伴走支援を行っています。
    戸別訪問を通じた食事の支援や物資支援をはじめ、煩雑な法的手続きへの相談やサポートなども行い、被災者でもある市の職員の方々のサポートとなれるよう、日々取り組んでいます。

    活動報告全文は、ぜひ空飛ぶ捜索医療団ホームページをご覧ください。

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広島県神石高原町

神石高原町について

●「神石高原町(じんせきこうげんちょう)」をご存知ですか?
ほとんどの方は初めてお聞きになる町名かと思います。広島県にある世界遺産「宮島」や「平和公園」から約100㌔東の岡山県との県境に位置する豊かな自然に恵まれた町です。人口は約8,000人。標高約400~700mの中国山地の中にわずかな平地と里山,丘陵地で構成された中山間地域です。戦後から緩やかに続く近郊都市への人口の流出により,全国的にも早い時期から過疎高齢化社会を迎えてきた町ですが,自然だけでなく,都会では得られない「本当の豊かさ」が溢れる町,それが神石高原町の魅力です。

●神石高原町は豊かな自然に恵まれた,天然の遊び場の宝庫です!
夏は水遊び,冬は雪遊び・・・。都会では遠出しないと体験できないような自然と隣り合わせの環境がここにはあります!

●中山間地にも,いろんな仕事があります。新しいチャレンジを応援しています。
特産品のトマトや畜産にチャレンジする方,無農薬にこだわって農業に取組む方,地元の酒造メーカーや近隣都市に通勤する方まで,仕事も様々です。
テレワークでできる仕事も増えている昨今。IT系の仕事で移住された方も。ストレスのないインターネット環境を整備しています。

●子どもが少ないから待機児童もなく,登下校もスクールバスで安心・安全
保育所は待機児童なし!小学校も少人数なので,先生や友達と距離も近く,学年を越えて仲良く遊びます。スクールバスのため登下校時の事故リスクも少なく,ご近所の目も届きやすいから治安が良いのも特徴です。

●ゆとりの住空間と広い敷地。静かでゆったり流れる時間を満喫!
近年,多くの移住者が古民家を改装して住まわれています。庭だけでなく,畑や山まで付いている物件もあり,都会のようにとなり近所を気にすることなく,ゆったりと暮らせる贅沢な時間もこの町の醍醐味です。

●綺麗な水と空気,豊かな大地に恵まれ神石高原町は特産品も豊富!
「まる豊とまと」や「神石牛」などのブランド特産を筆頭に,「こんにゃく」や「ピオーネ」など多くの地元産品が生産されています。6次産業化も推進され加工品として流通するものも増えています。