【第２弾】飼育放棄された秋田犬の未来のため、みなさまの“ワン”アクションをお願いします

※秋田県外の方だけでなく、秋田県民の方もこのプロジェクト（秋田県庁）にふるさと納税ができます。
　また、控除も受けられます。

世界に誇る「秋田犬」の魅力

世界から注目される「秋田犬」

　1931年に天然記念物に指定された「秋田犬」。邦画「ハチ公物語」やハリウッド映画「HACHI 約束の犬」の公開により、秋田犬は飼い主に忠実な犬種として世界中で有名になりました。日本犬唯一の大型犬であり、成犬の体高は60cm以上、体重は30kg以上。もともと狩猟犬として飼育されていたことから、賢く従順な性格になったと言われています。
　しかし、1972年の46,225頭をピークに犬籍登録数は減少を続け、現在は国内で年間2,000頭弱まで減少。さらに、飼育放棄による殺処分など、多くの課題を抱えている犬種でもあります。そんな秋田犬の未来を守るため、「ONE FOR AKITAプロジェクト」を立ち上げました。

ONE FOR AKITAプロジェクトとは

　飼育放棄された「秋田犬」を保護し、トレーニングを経て里親とマッチングするなど、「1頭でも多くの命を救う」ためにさまざまな活動を行っています。
　まずは、秋田県内における秋田犬の「殺処分ゼロ」を目標に掲げ、2018年から活動を継続して行っています。これまで飼育放棄された9頭の保護犬を引き取り、健康改善やメンタルケアを含んだトレーニングを行い、4頭の保護犬が新たな家族の元へと巣立ちました。現在、当法人には山中に捨てられた秋田犬、咬傷事故を起こしたため飼い主に保健所へ連れて行かれた秋田犬などがいます。飼育放棄された秋田犬は、人間への不信感や警戒心がとても強く、心身ともに深く傷ついている状態で各施設に収容されます。当法人で引き取った保護犬たちは、ドッグトレーナーの下でトレーニングを積み重ね、再び人に心を開くようになりました。しかしながら、里親への譲渡対象の保護犬が高齢であることや条件を満たす里親候補がなかなか見つからないのが現状であり、終生飼養も念頭におかなければならない状況です。
　命を守る活動を継続的に行うためには資金調達が必要不可欠となります。

　一般社団法人ONE FOR AKITAでは、飼育放棄された秋田犬のトレーニングや再教育支援、里親とのマッチング、秋田犬が抱える課題の啓蒙活動を行う「秋田犬ステーション」を運営しており、里親との出会いの場ともなっております。
さらに一般家庭で飼われている秋田犬に適正飼育を施す一時預かりトレーニングや飼育方法のアドバイス等、１頭でも多くの命を救うための保護・啓蒙活動を行っております。

現在保護している秋田犬【りんご　11才】

2020年12月、3度の咬傷事故を起こし飼い主に飼育放棄され、保健所に収容された後に当法人が引き取りました。当初は人間への強い不信感や恐怖心から怯えていましたが、今では高齢とは思えないほど愛嬌たっぷりの豊かな表情になりました。

現在保護している秋田犬【ごん　１０才】

2019年8月、岐阜県内できょうだい犬の「かりん（2024年3月、虹の橋を渡りました）」と同時に保護され当法人が引き取りました。当初は心と体に深い傷を負っているのが誰の目にも明らかで、「かりん」と一緒にいないときは警戒心のあまり緊張感で張り詰めた様子でしたが、今では心を開いて甘えるまでになりました。

保護している秋田犬【大河(たいが）6才】

2020年10月、飼い主の家族に咬みつきケガを負わせたことにより飼育放棄され、保健所を経て秋田県動物愛護センターに収容された後に当法人が引き取りました。
当初は人間に対し強い警戒心をあらわにしていましたが、トレーニング後は本来の明るさを取り戻しました。

寄付金の使い道

寄附金の多くは保護犬のトレーニング代・餌代・医療費に使用させていただきます。秋田犬はその体格に見合った栄養が必要であり、良質な餌をあげることで健康を維持し、元気に過ごすことができます。そして、定期的な健康チェックや予防接種、病気やケガの治療など、保護犬の健康管理にも費用がかかります。何卒よろしくお願いいたします。

保護活動に携わる方の思い

ドッグトレーナー　鈴木 明子

活動を行っていると月に複数の相談が寄せられます。それは秋田犬の適正飼育・トレーニング方法の相談、飼うことができなくなったので引き取ってほしい等の相談など様々です。当法人はどの相談も「人」に原因があると考えています。自分を中心に物事を考えてしまっていませんか？その原因が解消されない限りは「飼育放棄」という最悪の事態になる可能性は拭えません。まずはそのような事態にならないよう、皆さまも一歩踏み止まって「犬」を中心に物事を考えてください。そうすれば飼育放棄という結果にはならないと思います。
しかし、当法人には残念ながら飼育放棄された保護犬たちがいることも事実です。私たちはこの保護犬たちに精一杯の愛情を注ぎます。そしてこの保護犬たちにとって何をすることが幸せなのかを考えます。1頭でも多くの命を救うため、ONE FOR AKITAの活動にご支援ご協力くださいますよう、お願いいたします。

昨年度ご寄付された方々の声

・知り合いに秋田犬を飼っている方がおります。少額ですが、お役に立てたのなら良かったです。3頭が終生幸せに暮らせる事を心から願っています。（マッチさん　2023/10/5 ）

・3匹とも本当にかわいい。ずーっとずーっと長生きしてほしいです。いますぐ会いに行きたいくらいです。お世話頑張ってください。応援しています。（マーさん　2023/9/28 ）

昨年のご寄付の使い道

昨年度に皆様よりいただきましたご寄付は、保護している秋田犬の餌代100,000円、消耗品代100,000円、医療費900,000円、トレーニング代1,300,000円として大切に活用させていただきました。誠にありがとうございました！！

『動物にやさしい秋田』を目指して

秋田県知事　佐竹　敬久

秋田県では、「人と動物が調和しつつ共生する社会」の実現に向け、動物愛護センター「ワンニャピアあきた」を設置し、動物の命の大切さを啓発するとともに、保護犬猫の譲渡推進などに取り組んでおります。
しかしながら、動物愛護センターには、不適切な飼養などにより多くの犬猫が持ち込まれており、すべての命を救うことができない状況にあります。
私自身もミール君と保護猫３匹と暮らしており、大変心が痛む思いであります。
１匹でも多くの犬や猫の幸せを願い、日々、命と向き合い活動している秋田県内の動物愛護団体が行う本プロジェクトに、皆さまの温かい御支援をいただきますようお願いいたします。

秋田県生活環境部生活衛生課

犬猫に癒しを求め、「かわいいから」と飼い始める方はいまだにいらっしゃいます。
しかし残念なことに、飼ってから「思ったよりも大きくなった。」「手間やお金がかかりすぎる」「しつけがうまくできない」など、飼い主の身勝手な理由による飼育放棄が後を絶ちません。
命を粗末にする行為は、決して許されることではありません。
今回のプロジェクトを通して、縁あって家族の一員となった動物に対して責任を持って向き合い、「終生飼養」することの意識向上を啓蒙したいと思います。

そして、秋田犬の「殺処分ゼロ」の実現を目指し、同団体が行う「ONE FOR AKITAプロジェクト」活動をこれからも推進いたします。
皆さまの"ワン"アクションが、秋田犬の未来を守ります！

ぜひ、ご支援くださいますようお願いいたします。

ご寄付いただいた方への特典

【注意事項】
秋田県外の方だけでなく、秋田県民の方もこのプロジェクト（秋田県庁）にふるさと納税ができます。また、控除も受けられます。