以前のバージョンの Kaspersky Security Center からのアップグレード
次のトピックでは、アップグレードの推奨される準備手順について説明します:Kaspersky Security Center と管理対象セキュリティ製品のアップグレード.
旧バージョンの管理サーバー(バージョン 11(11.0.0.1131b)以降)がインストールされているデバイスに、管理サーバーバージョン 14.2 をインストールすることができます。バージョン 14.2 にアップグレードすると、以前のバージョンの管理サーバーのデータと設定がすべて維持されます。
管理サーバーのインストール中に問題が発生した場合は、アップグレード操作の前に作成した管理サーバーデータのバックアップコピーを使用して管理サーバーを前のバージョンに戻すことが可能です。
ネットワーク上に少なくとも 1 つの新しいバージョンの管理サーバーがインストールされている場合は、その管理サーバーのインストールパッケージを使用するリモートインストールタスクを使用して、ネットワーク上の他の管理サーバーをアップグレードできます。
Kaspersky Security Center のフェールオーバークラスターを導入していた場合、ノード上の Kaspersky Security Center をアップグレードすることもできます。
旧バージョンの管理サーバーをバージョン 14.2 にアップグレードするには:
- バージョン 14.2 向けの ksc_14.2_<ビルド番号>_full_<言語>.exe ファイルを実行します(このファイルはカスペルスキーの Web サイトからダウンロードできます)。
- 製品を選択するウィンドウで、[Kaspersky Security Center 14.2 管理サーバーのインストール]をクリックし、管理サーバーのセットアップウィザードを開始します。ウィザードの指示に従ってください。
- 使用許諾契約書とプライバシーポリシーを読みます。使用許諾契約書とプライバシーポリシーのすべての条項に同意する場合、[次の文書をすべて確認し、理解した上で条項に同意する]セクションで、次のチェックボックスをオンにします:
- 使用許諾契約書の諸条件
- データの取り扱い方法を記載しているプライバシーポリシー
両方のチェックボックスをオンにすると、製品のデバイスへのインストールが続行されます。以前のバージョンの管理サーバーのデータのバックアップコピーの作成を促されます。
Kaspersky Security Center は、旧バージョンを使用して作成した管理サーバーのバックアップコピーからのデータ復元をサポートします。
- 管理サーバーのデータのバックアップを作成する場合は、表示される[管理サーバーのバックアップ]でデータを指定します。
klbackup ユーティリティによりバックアップが作成されます。このユーティリティは配布キットに含まれており、Kaspersky Security Center インストールフォルダーのルートにあります。
- セットアップウィザードに従って、バージョン 14.2 の管理サーバーをインストールします。
Kaspersky Security Center Web コンソールのサービスがビジー状態であるメッセージが表示された場合は、ウィザードで[無視]をクリックします。
セットアップウィザードは途中で終了しないことを推奨します。管理サーバーのインストールの途中でアップグレードを中止すると、アップグレードしたバージョンの Kaspersky Security Center が動作不能になる場合があります。
- 旧バージョンのネットワークエージェントがインストールされているデバイスの場合は、新バージョンのネットワークエージェントのリモートインストールタスクを作成して実行します。
Network Agent for Linux を Kaspersky Security Center と同じバージョンにアップグレードすることを推奨します。
リモートインストールタスクが完了すると、ネットワークエージェントのバージョンがアップグレードされます。