ネットワークエージェントのポリシー設定

2024年10月9日

ID 219894

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ネットワークエージェントのポリシーを設定するには:

  1. メインメニューで、[デバイス]→[ポリシーとプロファイル]の順に移動します。
  2. ネットワークエージェントポリシーの名前をクリックします。

    ネットワークエージェントポリシーのプロパティウィンドウが表示されます。

Windows、macOS、および Linux ベースのデバイスでは、様々な設定が使用可能であることを考慮してください。

全般

このタブでは、ポリシーステータスを変更したり、継承ポリシーを設定したりすることができます:

  • ポリシーのステータス]で、ポリシーのステータスを選択します:
    • アクティブ
    • 非アクティブ
  • 設定の継承]セクションでは、ポリシーの継承を設定できます。
    • 親ポリシーから設定を継承する
    • 設定を子ポリシーへ強制的に継承させる

イベントの設定

このタブでは、イベントの記録と通知を設定できます。イベントは、[イベントの設定]タブの次のセクションの重要度に応じて配信されます:

  • 機能エラー
  • 警告
  • 情報

それぞれのセクションのイベント種別リストには、イベントの種別と、管理サーバーでイベントが保存される既定の日数が表示されます。イベント種別をクリックすると、リストで選択したイベントについてのイベントログとイベント通知を設定できます。既定では、すべてのイベントで、管理サーバー全体を対象に指定された共通の通知設定が使用されます。しかしながら、目的のイベント種別の特定の設定を変更できます。

たとえば、[警告]セクションでは、[インシデントが発生しました]イベント種別の設定を編集できます。このようなイベントは、たとえばディストリビューションポイントのディスク空き容量が 2 GB 未満の場合などに発生します(アプリケーションのインストール、アップデートのダウンロードをリモートで実行するには、少なくとも 4 GB が必要となります)。[インシデントが発生しました]イベントをクリックし、発生したイベントを保存する場所とその通知方法を指定します。

ネットワークエージェントがインシデントを検出した場合は、管理対象デバイスの設定を使用してこのインシデントを管理できます。

アプリケーション設定

設定

設定]セクションでは、ネットワークエージェントのポリシーを設定できます。

  • ディストリビューションポイント経由でのみファイルを配信する
  • イベントキュー最大サイズを MB で指定
  • アプリケーションがポリシーの拡張データをデバイスから取得可能である
  • ネットワークエージェントを不正な削除・停止から保護し、設定の変更を防止する
  • アンインストール用パスワードを使用する

リポジトリ

リポジトリ]セクションでは、情報ネットワークエージェントから管理サーバーに詳細が送信されるオブジェクトの種別を選択できます。このセクションの設定の一部を変更することがネットワークエージェントのポリシーで禁止されている場合、それらの設定を変更することはできません。

  • インストール済みアプリケーションの詳細
  • パッチの情報を含める
  • Windows Update 更新プログラムの詳細
  • ソフトウェアの脆弱性と対応するアップデートの詳細
  • ハードウェアレジストリの詳細

ソフトウェアのアップデートと脆弱性

この[ソフトウェアのアップデートと脆弱性]セクションでは、Windows アップデートの検索と配信を設定し、実行ファイルの脆弱性のスキャンを有効化できます。[ソフトウェアのアップデートと脆弱性]セクションの設定は、Windows を実行しているデバイスでのみ使用できます:

  • 管理サーバーを WSUS サーバーとして使用する
  • ユーザーが Windows Update サービスを使用してデバイスに手動でインストールできるアップデートを制限できます。

    Windows 10 を実行しているデバイスで、デバイスに適用可能な更新プログラムが Windows Update 内で既に検出されている場合、[Kaspersky Security Center 11 がインストールされた管理サーバーデバイスが WSUS サーバーとして使用されている場合に、バージョン 11 以降のネットワークエージェントがインストールされたデバイス上で、Windows Update 更新プログラムのインストールをユーザーが管理することを許可する]は、検出された更新プログラムがインストールされた後に適用されます。

    ドロップダウンリストからオプションを選択します:

    • Windows Update のすべての適用可能な更新プログラムのインストールをユーザーに許可する
    • Windows Update の承認された更新プログラムのみのインストールをユーザーに許可する
    • Windows Update 更新プログラムのインストールをユーザーに許可しない
  • Windows Update 検索モード]で、更新プログラムの検索モードを選択できます:
    • アクティブ
    • パッシブ
    • 無効
  • 実行ファイルの実行中に脆弱性をスキャンする

再起動の設定

再起動の設定]セクションでは、アプリケーションの正しい使用、インストール、またはアンインストールのために管理対象デバイスのオペレーティングシステムの再起動が必要な場合に行う動作を指定できます。[再起動の設定]セクションの設定は、Windows を実行しているデバイスでのみ使用できます:

  • OS を再起動しない
  • 必要に応じて自動的に OS を再起動する
  • ユーザーに処理を確認する
    • 通知の繰り返し間隔(分)
    • 次の時間経過後に強制的に再起動する(分)
    • セッションがブロックされたアプリケーションを強制終了する

Windows デスクトップ共有

Windows デスクトップ共有]セクションでは、デスクトップアクセスの共有時にリモートデバイスで実行される管理者の処理の監査を有効にしたり、設定したりできます。[Windows デスクトップ共有]セクションの設定は、Windows を実行しているデバイスでのみ使用できます:

  • 監査を有効にする
  • 読み取り時に監視する必要のあるファイルのマスク
  • 変更時に監視する必要のあるファイルのマスク

パッチとアップデートの管理

パッチとアップデートの管理]セクションでは、アップデートのダウンロードを設定できます。また、管理対象デバイスへのパッチの配信とインストールについても設定できます:

  • コンポーネントに適用可能でステータスが「未定義」であるアップデートとパッチを自動的にインストールする
  • アップデートと定義データベースをあらかじめ管理サーバーからダウンロードする(推奨)

接続

接続]セクションには 3 つのサブセクションが含まれます:

  • ネットワーク
  • 接続プロファイル
  • 接続スケジュール

ネットワーク]サブセクションでは、管理サーバーからクライアントコンピューターへの接続を設定したり、UDP ポートの使用を有効化したり、UDP ポート番号を定義したりできます。

  • 管理サーバーに接続]セクションでは、管理サーバーへの接続を設定し、クライアントデバイスと管理サーバーを同期する間隔を指定できます:
    • 同期間隔(分)
    • ネットワークトラフィックを圧縮する
    • Microsoft Windows ファイアウォールにネットワークエージェントのポートを開ける
    • SSL 接続を使用
    • 既定の接続設定でディストリビューションポイントの接続ゲートウェイを使用する(使用可能な場合)
  • UDP ポートを使用
  • UDP ポート番号
  • ディストリビューションポイントを使用して管理サーバーへ強制的に接続する

接続プロファイル]サブセクションで、ネットワークロケーションを設定したり、管理サーバーが使用できない際のモバイルユーザーモードを有効にしたりできます。[接続プロファイル]セクションの設定は、Windows または macOS を実行しているデバイスでのみ使用できます:

  • ネットワークロケーションの設定
  • 管理サーバー接続プロファイル
  • 管理サーバーが使用できない時にモバイルユーザーモードを有効にする

接続スケジュール]サブセクションでは、ネットワークエージェントから管理サーバーにデータを送信する時間間隔を指定できます。

  • 要求時に接続
  • 指定の時間間隔で接続

ディストリビューションポイント別のネットワークポーリング

ディストリビューションポイント別のネットワークポーリング]セクションでは、ネットワークの自動ポーリングを設定できます。ポーリングの設定は、Windows を実行しているデバイスでのみ使用できます。次のオプションを使用してポーリングを有効にしたり、頻度を設定できます:

  • Windows ネットワーク
  • Zeroconf
  • IP アドレス範囲
  • Active Directory

ディストリビューションポイントのネットワーク設定

ディストリビューションポイントのネットワーク設定]セクションで、インターネットアクセス設定を指定できます:

  • プロキシサーバーを使用する
  • アドレス
  • ポート番号
  • ローカルアドレスにプロキシサーバーを使用しない
  • プロキシサーバー認証
  • ユーザー名
  • パスワード

KSN プロキシ(ディストリビューションポイント)

KSN プロキシ(ディストリビューションポイント)]セクションでは、ディストリビューションポイントを使用して管理対象デバイスからの Kaspersky Security Network(KSN)リクエストを転送するようにアプリケーションを設定できます:

  • ディストリビューションポイントで KSN プロキシを有効にする
  • KSN リクエストを管理サーバーに転送する
  • インターネット経由で直接 KSN クラウド / プライベート KSN にアクセスする
  • ポート
  • UDP ポート

アップデート(ディストリビューションポイント)

アップデート(ディストリビューションポイント)]セクションでは、差分ファイルのダウンロード機能を有効にすることができます。そのため、ディストリビューションポイントはカスペルスキーのアップデートサーバーから差分ファイルの形式でアップデートを取得します。

変更履歴

このタブでは、必要に応じて、ポリシーのリビジョンのリストを表示したり、ポリシーで行われた変更をロールバックすることができます。

関連項目:

シナリオ:Kaspersky Security Center Web コンソールを使用したカスペルスキー製品の導入

ネットワークエージェントの設定のオペレーティングシステム別の比較

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